大阪大学薬学研究科との共同研究講座

大阪大学大学院 薬学研究科に「先端化粧品科学共同研究講座」(共同研究講座)を設置

 2015年6月、国立大学法人大阪大学とマンダムは、大阪大学大学院 薬学研究科に「先端化粧品科学共同研究講座」(共同研究講座)を設置しました。

参考: 先端化粧品科学(マンダム)共同研究講座ホームページ
参考: PDF大阪大学薬学研究科とマンダム、薬学研究科で初の『共同研究講座』を設置 (PDF:176KB)

 共同研究講座では、近年発展の著しい再生医療分野などの最先端技術を駆使し、次世代の機能性化粧品や医薬部外品などへの応用・創出に取り組んでいます。大阪大学兼任教授2名、特任研究員3名、非常勤職員1名、招へい教員および共同研究員のマンダム社員5名の総勢11名でスタートした共同研究講座ですが、さらに次年度以降は、大阪大学内外からの大学院生・学生の受け入れや、アジアの大学等からの若手研究者・教員などの受け入れを計画しています。
 本共同研究講座を通じて、化粧品科学に関する研究の発展、研究者・技術者の育成にも貢献したいと考えています。

大阪大学大学院 薬学研究科

中央実験室

解析室

培養室

ミーティングの様子

実験中

培養人皮膚細胞

[コメント]
大阪大学大学院 薬学研究科長・薬学部長 
堤 康央 教授

「先端化粧品科学(マンダム)共同研究講座」は、大阪大学大学院 薬学研究科・薬学部にとって初の共同研究講座です。「薬学」はヒトの健康確保を考究するサイエンスですので、同講座が加わり皮膚領域でのグローバルな研究教育がスタートしましたことは、研究教育拠点、人材育成・輩出拠点としての大阪大学大学院 薬学研究科・薬学部のさらなる充実発展にとりまして大変喜ばしいことと期待しております。

アジアにおける技術のグローバルネットワークを広げる取り組み

 マンダムでは、アジアにおける技術のグローバルネットワークを広げる取り組みの一つとして、アジアの大学からの若手教員の大阪大学大学院薬学研究科への招へいに積極的に協力しています。
 この先端化粧品科学共同研究講座を拠点としたアジアにおける技術のグローバルネットワークを広げる取り組みは、今後、以下のような価値創造につながると考えています。

~今後に期待される価値創造~
  1. 優秀なアジア人研究者の知の結集によるイノベーション
  2. アジアの大学との共同研究による技術開発
~これまでの実績~

[ 2016年度 ]

  1. 受け入れ:1名
  2. 対象大学:
    インドネシア バンドゥン工科大学
    (Institut Teknologi Bandung 通称:ITB)

 大阪大学は、2014年9月に文部科学省によるスーパーグローバル大学創成支援事業のタイプA型(トップ型)に採択されるなど世界中の大学と連携されております。
 なお、大阪大学によるスーパーグローバル大学創成支援事業の構想-GLOBAL UNIVERSITY 「世界適塾」-の取り組みについては、以下のウェブサイトをご参考ください。

参考: 大阪大学スーパーグローバル大学創成支援事業ホームページ

先端化粧品科学共同研究講座での研究成果について

 先端化粧品科学共同研究講座では、革新的な化粧品を生み出すため、日々研究を行っています。
 その研究成果については、ニュースリリースなどで、適時、ご報告させていただきます。

ヒトの汗腺幹細胞を発見し、生体外での汗腺様構造体の再生に成功

 先端化粧品科学共同研究講座では、発汗制御につながる次世代のデオドラント剤創出にむけた基盤技術の研究開発にも取り組んでいます。2016年10月には、根本的に発汗を抑え、より良い生活者満足を実現する効果性の高いデオドラント製品の開発が可能となる研究成果について発表しました。
 詳しくは以下のニュースリリースをご参考ください。

参考: PDF2016年10月27日ニュースリリース ~次世代制汗剤の開発を目指して~
「ヒトの汗腺幹細胞を発見し、生体外での汗腺様構造体の再生に成功」
(PDF:964KB)

ヒト皮脂腺の3次元観察に成功し、皮脂分泌における独自の評価法を確立

 先端化粧品科学共同研究講座では、皮脂分泌の制御に優れた製品の開発につなげるため、皮脂腺の評価法の研究開発にも取り組んでいます。2017年5月には、ヒト皮膚組織から皮脂腺を取り出し、内部に存在する皮脂の3次元配置と、皮脂分泌の促進および抑制の様子を観察することに成功しました。これらの成果は、ニキビやテカリなどの皮脂に関わる肌トラブルに対応した製品の開発に応用してまいります。
 詳しくは以下のニュースリリースをご参考ください。

参考: PDF2017年5月10日ニュースリリース
「ヒト皮脂腺の3次元観察に成功し、皮脂分泌における独自の評価法を確立」
(PDF:588KB)

ヒト皮脂腺で生成された皮脂量を数値化することに成功し、新たな評価法を確立

 先端化粧品科学共同研究講座では、ヒト皮脂腺に直接作用することで、より効果的に皮脂分泌をコントロールできる製品の開発を目指して、皮脂腺を対象とした研究を進めています。
 2017年10月には、ヒト皮脂腺における皮脂(油滴)の生成の度合いを数値化することに成功したことで、新たな評価法が確立できました。さらにその評価法を用いて、ライスミルクに含まれるフィチン酸のヒト皮脂腺における皮脂抑制効果を見出しました。
 今後も皮脂腺に着目した研究を進め、皮脂による肌トラブルに悩む生活者にお役立ちしてまいります。

フィチン酸:近年パワーフードとして知られるようになった「ライスミルク」に含まれる成分

詳しくは以下のニュースリリースをご参考ください。

参考: PDF2017年10月23日ニュースリリース
「ヒト皮脂腺で生成された皮脂量を数値化することに成功し、新たな評価法を確立
~この評価法を応用してフィチン酸の皮脂抑制効果を実証~」
(PDF:110KB)