マンダムオンラインショップ

どう思う?部活ヘア

今、あちこちの学校で校則が見直されています。
そんな中、部活には、“暗黙のルール”が
あることがわかってきました。

なぜ部活では、好きな髪型にしてはいけないという
ふしぎな決まりや空気があるのか…

それについて部活生はもちろん先生たちからも
様々な声や情報を集めました。

そしてマンダムは、部活も好きな髪型も
思いきり楽しめるように、
自分らしい自分でいることの大切さについて
一緒に考えて、応援したいと考えています。

なんで
全員
ボウズ?

髪型自由なら
部活も楽しいのに…

そういえば
みんな同じ髪型…

どうして触覚は
ダメなんだろ

学校/先生/協会/理美容室/理美容師の
みなさま

今後マンダムとして様々なことを取り組む上で、情報提供いただける、一緒に考えていきたい等、
ご興味をお持ちの学校/先生/協会/理美容室/理美容師の方々はお問い合わせください。

部活ヘアサロン

大事な練習や試合の前に
髪から気持ちをあげていく。
自分がいちばん気持ちが入るスタイルを!
取り組みに賛同してくれる
全国の理美容師の皆様と
サポートするサロンです。
時には出張で、時にはサロンで、
フレキシブルに活動します

協力サロン

賛同理美容師/理美容室のみなさま

スペシャルサポーター

  • ヌマタユウト 美容師(MERICAN BARBERSHOP®︎ 所属)/飯塚高校サッカー部フィーリングコーチ
  • 花田真寿美  Precious one.代表/アスリートビューティーアドバイザー®

東京都

  • MERICAN BARBERSHOP®︎ TYO
  • MERICAN BEAUTY PARLOR TYO
  • 斉藤創(美容師)

愛知県

  • WORKER
  • MIMI
  • HIN
  • WAYS
  • Lit By Ways
  • I SMS...

兵庫県

  • MERICAN BARBERSHOP®︎ KOBE
  • MERICAN BEAUTY PARLOR KOBE
  • LOOK GOOD STORE®︎ KOBE

福岡県

  • MERICAN BARBERSHOP®︎ FUK
  • WELLNESS BARBERSHOP

取組概要取組概要

「輝友杯」にて自分らしさを引き出すヘアスタイリングで選手をサポート

2023年8月末、「輝友杯 MIYOSHI DIVISION 」が開催されました。マンダムはこの大会にブースを出展し、ヘアスタイリストとともに選手名鑑撮影前の選手たちのヘアスタイリングをサポート。
試合前、マンダムのブースにはたくさんの選手たちが訪れ、ヘアスタイリストが「どんなスタイリングがいいですか?」と尋ねますが、「自分に似合う感じがわからない」「おまかせでお願いします」との返事が多く聞かれました。その理由を尋ねると、皆さんから「普段学校ではワックスやスプレーを使ってはいけないから、自分でやったことがない」という答えが返ってきました。

ヘアスタイリストの皆さんは、一人ひとりの骨格や髪質、雰囲気に合わせて、似合うスタイリングを施していきました。
試合後の選手たちに感想を聞くと、「ヘアスタイリングに興味を持った」「髪型が少し変わっただけで、気分も良くなって、思い切りプレーできた」「普段はスタイリング剤をつけてはいけないから、いつもプレー中は前髪が邪魔だったけれど、今日は上げてもらったので視界がクリアになった」と、思い思いの感想を話してくれました。

REPORT

自分らしさを引き出す
ヘアスタイリングで選手をサポート

輝友杯

「輝友杯 MIYOSHI DIVISION 2023」にてマンダムがブース出展。
自分らしさを引き出すヘアスタイリングで選手をサポート

2023年8月30・31日、愛知県みよし市の旭グラウンドにて、「輝友杯 MIYOSHI DIVISION 2023 supported by 西尾レントオール」が開催されました。
マンダムはこの大会にブースを出展し、ヘアスタイリストとともに選手名鑑撮影前の選手たちのヘアスタイリングをサポート。31日に行われた中学生の部の大会の様子や、ヘアスタイリングを経験した選手たちに聞いたリアルな声をレポートします。

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初めてのヘアスタイリングに緊張も。いつもと違う自分で気分も一新

試合前、マンダムのブースにはたくさんの選手たちが訪れました。案内されて鏡の前に座る選手たちですが、どことなく緊張した様子。ヘアスタイリストが「どんなスタイリングがいいですか?」と尋ねますが、「自分に似合う感じがわからない」「おまかせでお願いします」との返事が多く聞かれました。
その理由を尋ねると、皆さんから「普段学校ではワックスやスプレーを使ってはいけないから、自分でやったことがない」という答えが返ってきました。

ヘアスタイリストの皆さんは、一人ひとりの骨格や髪質、雰囲気に合わせて、似合うスタイリングを施していきます。
今回この企画に協力してくれたのは、愛知県豊田市にあるヘアサロン「WONS」、安城市の「Lit by WAYS」と小牧市の「I SMS...」、のヘアスタイリストの皆さんです。代表して「Lit by WAYS」のヘアスタイリスト榊原さんよりコメントをいただきました。

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「Lit by WAYS」のヘアスタイリスト榊原さん

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「I SMS...」のヘアスタイリスト

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「WONS」のヘアスタイリスト

「僕たちも普段から学生さんのカットをさせてもらっていて、『学校や部活の規則だからこうしなくてはならない』『この髪型は禁止されている』という話をよく耳にします。本当なら、髪型やヘアスタイリングは、自分に自信を持つことができたり、前向きな気持ちになれたりするものですよね。今回のイベントを通じて、学校が休みの日だけでもヘアスタイリングを楽しんでみたり、今までやったことのないことに挑戦してみたりと、少しでも変わるきっかけになってもらえたらうれしいです。今日は、選手の皆さんが気持ちを一新して、普段以上のパフォーマンスを引き出せるように、精一杯サポートします!」

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ヘアスタイリングが終わったあとの選手の皆さんは、緊張から一転し、友達からの褒め言葉に応えたり記念に写真を撮ったりと、楽しそうな表情を見せてくれました。
「ワックスは初めてつけたので、新鮮だった」「自信を持ってプレーできそう」「友達に『似合ってるね』と言われてうれしかった」など、それぞれのリアルな気持ちを聞くことができました。
選手名鑑用の写真もバッチリ撮影して、いざキックオフです。

ヘアスタイリングがもたらす自信。自分らしく輝ける機会を

この大会では、普段出場機会の少ない選手たちがメインプレイヤーとして参戦。異なるチームから集まった選手たちも、ウォーミングアップの段階から意気投合し、チーム一丸となって優勝を目指しました。

各試合後には、プレーやその人“らしさ”が輝いていた選手に「マンダム賞」を贈呈。試合後の選手たちに感想を聞くと、「ヘアスタイリングに興味を持った」「髪型が少し変わっただけで、気分も良くなって、思い切りプレーできた」「普段はスタイリング剤をつけてはいけないから、いつもプレー中は前髪が邪魔だったけれど、今日は上げてもらったので視界がクリアになった」と、思い思いの感想を話してくれました。

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私たちマンダムは、一人でも多くの学生が、ヘアスタイルを通じて自分らしく輝けるような機会をたくさん作っていきたいと考えています。個性や多様性を認め合い、ともに成長できる環境について、これからもさまざまな活動を続けていきます。

INTERVIEW

「部活の髪ルール」において、生徒の自分らしさを育て
部活動へのモチベーション向上につながった先生・監督の声や、
「部活ヘア」に対する著名人の考えや想いを、インタビューで公開!

理想的な部活のルールづくりの鍵は、
顧問・部員・社会の信頼関係

名古屋大学大学院 
教育発達科学研究科 内田良教授

球児たちの髪型に関する議論が白熱したことも記憶に新しい、高校野球甲子園大会。一方で部活動のルールは明文化されていないものが多く、依然としてブラックボックス化している状態です。名古屋大学大学院 教育発達科学研究科の内田良教授は、頭髪規制は学校と生徒の関係性を捉える上で最も根深い問題であると語ります。理想的な部活の在り方やルールの見直し方、そして私たちが改めて問い直すべき意識とはどのようなものなのでしょうか。校則や部活動の問題の研究を行い、多数メディアを通じて発信されている内田教授に見識を伺いました。

学生のおしゃれや自己表現は、学校では「わがまま」と言い換えられる

―内田教授が研究されている校則の問題について、着目したきっかけは何だったのでしょうか?

「私は、子どもの事故や家庭での虐待を起点にリスク研究をはじめて、学校関連では主に部活での事故について調べていました。そこからの延長で、部活は教員の長時間労働などさまざまな問題を内包しているということが分かり、幅広く調べています。校則の問題に着目したきっかけは、2017年に発生した、女子生徒が高校を提訴した頭髪指導の裁判です。

最高裁まで行って棄却されましたが、今日の校則をめぐる議論のきっかけになった重要な事案となりました。校則で子どもを縛っている学校は未だに多いですが、研究を進める中で、必ずしも教員側もそれを望んでいる訳ではないということ、学校という組織は一枚岩のように見えても、分解していくと校則に違和感をもっている教員も少なくないことが分かってきました。
でも表向きには『校則は厳しくあったほうがいい』という風になっている。大人数で行動をする上で自ずと生まれてきた“ルールで縛る”ということが、『子どもたちを統率し、まとめ上げている』という風に評価されてきたので、なかなかそこに切り込めないのが実情だったと思います。しかし、そもそもその統率されている状態を上手くいっていると表現するかどうか……そこが集団行動を重視してきた学校の特性でもあり限界でもあります。ただ、学校には保守的な人だけでなく、革新的な人もちゃんといるので、そんな人たちが声を上げやすくするのが、私たち研究者やメディアの役目だと考えています。世論が盛り上がれば、学校内でも議論しやすくなりますから。」

―校則に関しては徐々に議論が進みつつあるという印象ですが、部活に関してはルールが明文化されていないこともあり、変化の動きに乏しいように思います。内田教授は部活のブラックルールについて、どのような課題があるとお考えでしょうか?

「本来、ルールというのは明文化されているべきであって、それ以外のものは強制すべきではないんです。部活動でのルールは特に明文化されていないものが多いですよね。丸刈り頭が代々受け継がれていることで、生徒もそれを続けないといけないと思い込んでいるところもありますし。だからこそ、マンダムさんが部活ヘアの問題に着目したのはすごくいいなと思ったんです。ルールが明文化されていないので、生徒が空気を読んで従う。そうすると、教員側は『これは生徒が自主的にやっているんです』と言えてしまう。生徒の髪を教員が刈れば問題ですが、例えば『そんな髪型でやる気あるのか!』と、怒鳴ったことによって生徒が丸刈り頭にしてきたら、生徒による選択だと裁判では判断されてしまいます。だからこそ教員側は、生徒が自主的にやっているように見えていたとしても、同調圧力で従っているだけかもしれないという視点をもたないといけません。生徒はレギュラーで試合に出たいし、部活の実績で進学したいこともあります。そういった場合、顧問の先生は生徒の人生を握っているようなもので、影響力は絶大です。明文化されることなく顧問個人の価値観がルールとして強制されていく。生徒は逆らいにくいということに、権力者はもっと敏感でなくてはいけないんです。」

―学校や部活の中でも、『髪型』については特に厳しいルールが設けられている印象があります。それは何故でしょうか?

「確かに、学校は髪型への規制を最後まで手放さないですね。というのは、恐らく髪型というのは可変的で、印象を左右するものだからではないでしょうか。『生徒が髪をカラフルに染めるのは非行の始まりだ。それをみんながやりはじめると風紀や秩序が乱れる懸念がある』といった理論で、抑え込んでいるのが頭髪規定ですね。学校における『おしゃれ』という言葉は、『わがまま』と言い換えられがちです。生徒の自己表現とは捉えない。おしゃれって普通はいい言葉なんですが、生徒たちの統制が取れないという理由で学校では好まれない言葉になってしまう。私たちが個性や多様性と言っている言葉も、学校用語で置き換えるとすべて『わがまま』になってしまいます。だから教員が“生徒の個性”について話していても、そこでいう“個性“というのは、実際ものすごく狭いところを指していますよね。私が思うに、個性とは、誰かを傷つけない限り認められて当然のものなんです。世の中、言葉では『個性や創造力が大事だ』ってよくいうんですけど、『皆さん、そう言ってる割に縛っていませんか?』と問いかけたいです。学校以外のさまざまな組織や場面においても、私たちは個性や多様性というものを非常に狭く捉えてしまっていると思います。」

生徒の自己表現を制限する部活ルールが与える影響

―マンダムが実施した調査では『OBの7割が、当時の部活ルールに不満を持っている』というデータが出ました。一方で、理不尽に感じていない生徒の3分の1が『考えたことがない』と回答しています。このデータをどう捉えるべきでしょうか?

「マンダムさんの調査データでは、違和感を持っている人の数値がしっかり出ていますね。これは、みんなが従っているように見えても実際は納得できていないということ。しかし現状、当たり前になっているから同調圧力を感じて言い出せない。でも違和感を持っている人がここまでいるなら、もっと議論が進まないとおかしいですよね。

一方で、違和感なく適応している生徒も一定数存在します。ルールの種類にもよりますが、頭髪規定に対して違和感を持っていない生徒もいますし、茶髪をOKとしたら何より生徒会が反対するような学校も出てくるんじゃないでしょうか。今の生徒の考え方も固いところがあります。でもそれは、既存の校則や部活ルールが生徒や保護者、OBにとって当たり前のものになってしまっているから。いちど自由化して過ごしてみて、元の校則に戻す方法を採れば、違和感に気付く人はもっと増えると思いますが、いかんせん当たり前になっているのが難しいところですね。現行の校則を維持したままでアンケートをとれば、「今のままでいい」と答える生徒も少なくないでしょう。そもそも自由になったことがないから、不自然さに気付かないんです。だから、ぜひ生徒にアンケートをとろうと考えている学校では、試行期間を設けて、そのビフォーとアフターで生徒の変化を感じ取ってほしいです。」

―髪のルールなどで自己表現を制限することで、生徒たちにはどのような影響が及ぶと考えられますか?

「厳しいルールで縛り、言われたことに従うだけの人間にするのか、自ら選択してより適切なものを選ぶ力を持った人間に育てるのか、ということだと思います。そういう意味でも校則や部活ルールは、できるだけ選択できるようにしておきたいですね。そもそも『髪の自由やおしゃれな服装で誰かの人権を侵害しているのか?』という問いは、ルールを作る大人は常に考えないといけません。実際、誰も傷つけてないんですよね。じゃあ誰が傷ついているかというと、そこで理不尽に叱られた生徒が傷ついているんです。おしゃれや自己表現という以前に、人権や子どもの心について考えないといけない問題です。誰かを傷つけていないなら、何が問題なのか。生徒たちが自分で考えて選んで、何かを作り出せる環境をつくっていくのが教育の役目だと思います。」

部活ルールの改善は、教員から一歩踏み出すことが重要で、生徒任せにしない

―理想の部活動の在り方やルールはどのようにつくっていけば良いのでしょうか?

「もし現状、学校や部活で理不尽なルールを強いている場合、そうした校則やルールの廃止は、それを定めた先生や学校側がやるべきで、それを強制されている生徒に任せてはいけません。既存のルール廃止と刷新するフェーズは分けて考えるべきです。生徒は理不尽なルールがなくなった段階から新たにルールを作るときに初めて入って、そこから主体的に変えていく方法が良いと思います。なぜなら、これは学校や教員側が変わらないといけない問題だから。生徒側からの働きかけで変わったという物語は美談になりがちですが、やはり既存のルールを作った側がゼロベースにしてから生徒にバトンタッチしないといけない。そう伝えると、『それだとまたトップダウンになりませんか?』とよく聞かれるんですが、トップダウンで実行すべきケースとそうすべきではないケースがあって、校則においてはまずは教員側から変わるべきなんです。それに、現時点で不自由なのに、そのルール廃止を生徒に任せても、変わりたくない・変われない教員がいる限り、生徒たちの力で大幅に変えることはかなり難しいです。生徒が校則を変えるために時間をかけて取り組んでも、結局、許可される靴下の色が1色増えましたというレベルの話に縮小されてしまう。」

―「どう思う?部活ヘア」の取り組みの中で、いくつか取材させていただき、丸刈りルールを自由化した部は、まず顧問の先生の方から部員たちにルール廃止の話をしている傾向にあると感じていたのですが、そこが重要なポイントということですね。

「その通りです! 一歩踏み出すのは顧問の教員であることが重要です。そこから部員たちに考えてもらって、意見を出し合って変わっていくのがいいですね。やはり、子どもの気付きや自主性をつぶすのも生かすのも大人なんですよね。でも、そこで大人が自分の立場を免責化してしまうと進まない。大人の方こそ、この問題を主体的に考えないといけないんです。
今の校則やルールは、教員が生徒に疑いをもっているともいえます。自由にすると、学業や部活に集中できなくなると疑っている訳です。でももう、そんな人間関係やめませんか。結局、自由にするには信頼するしかないんです。『自由にしていいよ』と手放したときに、生徒も教員側を信頼できると思いますし、『自由化した後、もし何かトラブルに巻き込まれたときには相談にきてね』というのが教員の役目だと思うんですよ。でも今は、トラブルを未然に防ぐためにすべて掌の上に乗せてしまっていて、それでは生徒の主体性は育たないと思いますね。」

―こうしたルールを変えたいと悩んでいる教員もいると思うんですが、組織としてうまく変えていくにはどうすれば良いのでしょうか?

「自分は違和感を持っているけど、周りは違和感を持っていないから変われないんだと考えている人もいると思いますが、マンダムさんの調査をみても私が研究で取っているデータにしても、どんなトピックでも違和感を持っている人は必ず何割かいるんですよね。でも、表向きは旧来の学校文化に賛同しているように見えているだけなので、まずは少しでも周りと話してみるといいと思います。そこで作戦を立てて、職員会議で声を上げてみれば、他の人も意外と同じことを考えているというのが見えてくるはずなので。一人で悩むより、同じように悩んでいる人は必ず周りにいるよというのはお伝えしたいですね。どんなことも一人では変えられないですけど、表に出してないだけで同志はいますから。
あと、校則や部活ルールについて教員が改めて考えるときに、人からルールを押し付けられることの息苦しさを自分の立場で考えることがまず必要なんだろうなと思います。ちなみに、社会人として最も服装が多様な職場は学校ですよ。スーツもジャージも、スニーカーもサンダルの人もいて、最も自由なんです。一方で最も不自由なのが生徒という、不思議な当たり前が混在しているのが学校です。ここで、不必要に生徒を縛っていないか考えてみていただきたいですね。」

―丸刈りルールが伝統になっている場合、顧問がOBや保護者の反応を気にすることもあると思うのですが、理不尽な部活ルールを社会として改めて考えていくために、私たちにできることは何でしょうか?

「部活は保護者や社会との関わりが強い領域です。授業については外から口出しできない一方で、運動部の大会であれ、文化部のコンテストであれ、外から見るものでもあって、社会との接点も多い。その様な部活において明文化されないルールが多くある中で、そこをできるだけ根本から変えていくために社会も学校も一歩を踏み出す必要があります。それは健全化するためのトップダウンであって、生徒を拘束したりつぶしたりするようなものではありません。だから私たち社会にできることは、子どもたちの権利について自分ごと化して考えて、生徒の多様性や自主性を大切にするということですね。」

部活のルールも髪型も
時代に合わせて変わっていくべき

元サッカー日本代表 大久保嘉人
専属ヘアメイク 花井龍平

中・高生が毎日汗を流す部活では伝統という言葉の下、今もなお自由な髪型が許されない“部活ヘア”が続いている。ときに校則以上の強制力を持つ部活ヘアについて、高校時代サッカー部で丸刈りを経験した大久保嘉人と、ジュビロ磐田に移籍してから大久保のヘアメイクを担当している花井龍平が語り合った。

ライター:福田剛(Tsuyoshi Fukuda)
カメラマン:榎本麻美(Asami Enomoto)

丸刈りを当たり前に受け入れていた部活時代

花井 大久保さんの高校時代というと丸刈りでプレーしていた高校選手権が印象に残っています。国見高校のサッカー部は全員、丸刈りでしたよね。

大久保 国見高校はサッカー部とたしか野球部も全員丸刈りと決まっていたのかな。実は子供の頃からお父さんに髪型は丸刈りと決められていたので、プロになるまでは基本的には丸刈りだったね。

花井 じゃあ、国見高校のサッカー部に入部したときも髪型についてはすっと受け入れた感じですか。高校でサッカー部入らなかったのは髪型、校則の規定があるから入らなかったという苦い思い出があります。

大久保 その頃は本当に髪型のことはなんとも思ってなかった。元々将来サッカー選手になりたいという夢があって、そのために国見高校でサッカーをやりたいと飛び込んだ側だったので……。サッカー部に入ったら全員丸刈りにするというのは知っていたし、なんなら国見中学の男子は全員、丸刈りと校則で決まっていた(笑)。そういう時代だったということなんだろうけど……。だから丸刈りにしなきゃいけないからサッカー部に入るのを躊躇するなんていう考えはなかったよね。

(左)お父さんに髪型を決められていた小学生時代(右)運動会で活躍する高校時代。サッカー部は全員、丸刈りだった
本人提供

花井 もし、高校時代に髪型が自由だったらどうしていました?

大久保 逆にちょっと嫌だったかもしれない。田舎だし、満足に髪を切るところもないから、どんな髪型にしたらいいのか分からない。100人を超えるサッカー部員が一緒に寮で暮らしているから絶対にネタにされるでしょ。そう考えたら恥ずかしいよね。そのときは丸刈りで良かったなと思う。でも、周りもみんな自由な髪型だったら伸ばしていたかもね。うちの長男は高校に進学するときに、強豪校は丸刈りにしないとダメだから嫌だと、髪型が自由な学校を選んだからね。そういう話をすると髪型くらい気にしないでサッカーに集中しろよと言う人もいるかもしれないけど、俺はそうは思わない。丸刈り嫌だけど我慢しなきゃと思ってサッカーをやるよりも、自分が気持ち良くプレーができるところに行った方が絶対にいいよね。

花井 お客さんで中学生の女の子がいるんですけど、所属している吹奏楽部は前髪を作っちゃいけないというルールがあって、いつもオールバックにするんです。その話を家に帰って小学6年の娘にしたらそんな部活絶対に入らないって言っていました。運動部だけじゃなくて文化部の女子にも髪型に決まりがあることに驚きました。いまだにこんなルールがあるんだって……。

髪型を変えることでモチベーションを高める

花井 僕が大久保さんのスタイリングをするようになったのはジュビロ磐田に移籍してからなので、そろそろ5年になります。毎回長さもカラーも変わるので美容師としては腕の見せ所があって嬉しいんですけど(笑)、本当に自由に髪型を変えていますよね。

大久保 プロに入ってからは、周りにいろいろな個性の人がいるから、その中でどうしたら目立つかは常に考えていた。とにかく目立たないとダメだと思って金髪にもしたし、白く染めたこともあるし、もうやり尽くしたかな……。

目立つ髪型や髪色にしていると、スタンドからでも見分けがつくから、試合を見に来てくれる子供たちにあれが大久保だってすぐに分かってもらえる。そこで活躍して子供たちに真似をしたいと思ってもらえるような選手になりたかった。だからプロに入ってからは髪型を変えることが恥ずかしいとかは全然なかった。それよりも、自分の個性をどう出すかにこだわるようになったかな。

花井 髪型ってすごく大事ですよね。髪型を変えるだけで顔の雰囲気をガラッと変えることができる。自分が気に入っていたり、似合っているなと思うと自分に自信が持てるようになりますよね。

大久保 俺の場合はずっと同じ髪型を続けるというのが無理で、すぐに飽きちゃう。髪型を変えて気分転換をすることでモチベーションを高められる。だから代表戦とかJリーグでも大事な試合の前には必ず髪の毛をビシッと整えてもらっていたもんね。でも、そういう選手は多くて、海外の国際大会になるといつも頼んでいる美容師さんを連れてくる選手がいるので、その人にカットしてもらったり、髪を染めてもらう。それくらい選手にとっては髪型っていうのはすごく大事。Jリーグの中には髪の毛を染めるのを禁止しているクラブがあったので、移籍するときに必ず確認して、そういうクラブからのオファーは断っていたくらいだから。

花井 髪型ってやっぱり個性ですからね。部活で丸刈りが奨励されている理由に、髪の毛を気にする時間があるなら、その時間を使ってもっとプレーのことを考えてほしいからというのがあるらしいんですけど、それって関係ありますか?

大久保 全く関係ない。それよりも自分が似合う髪型にしてモチベーション高く練習したり、試合をした方がよっぽどプレーの質も高くなると思う。

子供たちのために大人が環境を整えるべき

花井 大久保さんが部活の監督をやるとしたら髪型はどうしますか?

大久保 もちろん、自由!校則があるのですべてOKとは言えないだろうけど、人に迷惑をかけないのであれば、何をしてもいいと思う。実際に国見高校だって今は髪型が自由になっていて丸刈りの選手なんて一人もいない。やっぱり時代に合わせて変わっていかないと。

花井 OBとしては伝統がなくなってしまう寂しさみたいなものはあるんじゃないですか。

大久保 全然ない。俺らの頃は練習後に山道をランニングするという伝統のトレーニングもあったんですけど今はそれもやっていないですから。

そもそも、ただランニングをするのとサッカーボールがあって走るのは全然違うので、それでサッカーが上手くなるかというと、全く関係ない。確かに根性は鍛えられたかもしれないけど、それはごく何人かの本当に上を目指す選手だけの話で、練習についていけなくて退部する子もいた。その中には、こういう子がプロになるんだなって思うような本当に上手い同級生もいて、もったいないなと思っていたからね。

もちろん、ユニフォームの色を変えるというのであれば話は違うだろうけど、それ以外のところは今の時代に合わせて新しい伝統を作ってくれればいいと思う。

昔は練習中に水を飲むのが禁止されていたけど、今はそんな学校一つもないよね。なのに丸刈りだけは伝統だからと続いている。そこが不思議というか、なんでこれを守り続けているんだろうとは思うよね。

入部して最初に「髪の毛は自由に伸ばしていいから」と

花井 なんでも自由にしていいよとなると歯止めがきかなくなるというのはあるんでしょうね。確かに団体競技で髪型が揃っているとまとまっている感があって素敵に見えるというのはあると思います。でも、それを嫌でやっている子供がいるというのが問題ですよね。

大久保 本当にその通り。実は国見高校も入部して最初に「髪の毛は自由に伸ばしていいから」と言われる。本当に最初の一回だけね(笑)。

でも、みんなやっぱり丸刈りにしてくる。みんな監督の顔色をうかがってるから、髪の毛を伸ばしていたら試合に使ってもらえないかもしれない、そう思ったら絶対に丸刈りにするよね。

今の国見高校の監督は、一つ上の先輩なんだけど、髪型を自由にする前に連絡があって意見を聞かれたので、ぜひ自由にするべきだという話をして、そのときに生徒には「伸ばしていいではなく、髪の毛を伸ばしてきなさい」と言うように伝えた。こう言えば丸刈りにしたい子は丸刈りにするし、伸ばしたい生徒は伸ばす。それで今どうなのかと言えば、丸刈りの選手は一人もいない。これはやっぱり丸刈りが嫌だったってことでしょ。まずは大人が変わること、その上で、子供たちが自由に選べる環境を大人が整えてあげないとダメだと思う。

花井 大久保さんのような人がどんどん発信してくれると、きっと部活ヘアも変わっていくと思います。

大久保 そうだよね。大人が発信していかないと子供たちが可哀想だよね。少子化で子供たちの人数が減ってきているなかで、丸刈りが嫌だから部活に入れないとか、これまで続けてきた競技を諦めるような状況は本当にもったいない。多分、部活の先生達も変えたいと思っているはずなので一緒に声を上げて、今の時代に合わせた部活ヘアを一緒に作っていけるといいよね。

NumberWebより転載
https://number.bunshun.jp/articles/-/858621

伝統的な丸刈りからの脱却で、
部員たちが自ら考え
行動する習慣が生まれた

青森山田高校 陸上部 河野監督

伝統的な丸刈りからの脱却で、部員たちが自ら考え行動する習慣が生まれた

全国高校駅伝大会において、7年連続28回目の出場を誇るスポーツの名門・青森山田高校の陸上部には、”部員は丸刈りで走る”という長年受け継がれてきたルールがありました。そんな象徴的なルールを撤廃し、髪型の自由化を推進した河野監督に、そこに至るまでの経緯や部員たちの変化について伺いました。

丸刈りの伝統によってオファーを断られる現実。卒業生の意見がルール変更への後押しに

―まず、青森山田高校陸上部が髪型の自由を認めた経緯についてお聞きしました。
「当校の陸上部にとって、”丸刈り”は代々受け継がれてきた伝統でした。特に前任の監督は、『3年間、丸刈りで走りきる覚悟がなければ強くなれない』という考え方から、髪型へのルールに強いこだわりを持っていたようです。私がそんな伝統を変えようと考え始めたきっかけは、有力選手をスカウトする際に丸刈りを理由に断られるケースが増えてきたから。

現在、青森県下の中学校には丸刈りを強いる陸上部はないため、当校の陸上部に入るにあたって丸刈りにさせられることに抵抗感があるのだと思います。実際、青森県の選手をスカウトに行くと、6人中3人に『丸刈りだから入りたくない』と言われました。結局、その年は青森県の学生を1人も獲得できず、北海道や秋田など県外出身の学生で構成せざるを得ませんでした。私が監督に就任して間もない頃は、他校にもまだ丸刈りの伝統がある陸上部はいくつかあったのですが、近隣の駅伝出場校が丸刈りを辞め、髪を伸ばすようになってきたんです。気付けば、丸刈りを貫いているのは当部だけでした。以前なら『丸刈りになっても、青森山田で走りたい』と、入部してくる生徒が多かったのですが、そんな声が少なくなってきたことに危機感を抱き始めたんです。
丸刈りのルールを変えるにあたり、学校への決裁などは必要なく、監督の一存で決められます。しかし、ここまで続いてきた伝統なので、卒業生の意見も聴きたいと思い、約10名に電話しました。肯定的な反応がある一方で、『今時の学生って感じですね』『3年ぐらい我慢しないと』といった声もありました。それでも最後には 『部員が集まらないことによって駅伝で負けるよりはいいんじゃないですか』という意見が後押しになり、決心がつきました」。

”自由な髪型”にも基準は必要。ルール変更後は、細かなニュアンスの擦り合わせが鍵に

―丸刈りからのルール変更を現役部員たちにはどのように伝え、どんな反応があったのでしょうか。
「部員たちには、駅伝の県予選で優勝したタイミングで伝えました。大会前に伝えて、もし緊張感が薄れてしまったら……という懸念があったので、全国大会への切符を掴んだ日が最良だと考えたんです。部員たちはとても驚いていましたが、嬉しそうでしたね。そこから数か月後の全国高校駅伝大会には、丸刈りではなく少し伸ばした状態の髪で出場できました。しかし難しかったのは、自由な髪型に関する細かいニュアンスを生徒と擦り合わせること。

これまでの反動か、ルールを履き違えて過度なオシャレに走ってしまう生徒が出てきたんです。ルール変更時、”あくまでもスポーツマンらしい髪型で”と忠告していたので、許容範囲に収める生徒が大半でしたが、少し奇抜な髪型にしてきた生徒がいたので、『丸刈りじゃなくていいけど、あまりにも高校生ぽくない髪型はやめよう』と、改めて説明しました。自由な髪型の境界線は難しいですが、私は髪型というよりも、爽やかさや清潔感の有無が基準になってくると思います。結果がすべてのプロの世界とは違い、アスリートである前に高校生であることは忘れないでほしいと思うんです」。

自分たちで考えて決めたルールを守るという意識が部活動への向き合い方を変えた

―髪型を自由化したことで、入部志望の生徒が増えたという同校陸上部。今年入部した1年生は、8人中6人が青森県内の中学校出身です。そして、部員たちの記録や考え方にも変化があったといいます。
「私自身、髪型の自由化が競技のパフォーマンスに影響することはないと思っていました。しかし去年の結果を見ると、丸刈りの時代より記録は上がっています。実際のところ、ルールとして丸刈りを強制する方が楽なんです。指導しなくていいし、されなくていいんですから。それでも、同世代の指導者たちと情報交換する中では『髪型で走る訳じゃないからルールは関係ない』『早く走るためには、良い練習あるのみ』という考え方が主流になっています。髪型の自由化と記録向上に直接的な因果関係があるのかは分かりませんが、明確に変わったのは部員たちが自ら考え行動する習慣ができたことではないでしょうか。例えば、このルール変更を自身を鼓舞する意味で使うようになりました。『次、目標タイム出せなかったら丸刈りにします』『今年に賭ける思いで丸刈りにしました』と、自らプレッシャーをかける生徒もいます。また、今年の3年生を中心に自主的にミーティングを開き、髪型だけでなく私生活や練習への取り組み方などについてもルールを決めようと話し合ったそうです。陸上の長距離走は、自分との闘いでもある厳しい種目なので、日常生活の中で我慢への耐性をつけたり、自分を律するという姿勢を身につけないと成長できません。指導者が一方的に決めたルールに縛り付けられていた頃より、自分たちで考えて決めたからこそ守ろうという意識から、競技に対してより真摯に向き合うようになり、結果にもつながってきているのだと思います」。

RESEARCH

全国の高校生・先生に、部活と髪について
アンケートを実施。
みんなはどんな風に考えているのかな?

現在通っている学校の「おしゃれや自己表現の自由度」は、今の社会の流れに合っていると感じますか?(部活生:N=1,000、先生:N=200)

*

部活生(高校生)の約4割が、社会の流れに対して「ギャップがある」と回答。
同様に先生も約半数が、社会の流れと
学校のルールにギャップを感じている。

学校生活での「おしゃれや自己表現の制限」が理由で、やりたいことを諦めたことはありますか?もしくは友人などの話を聞いたことがありますか?(自由回答より集計)(部活生:N=1,000)

部活生の約10人に1人は、
髪型を理由に入部を諦めたり退部する
経験をしたり聞いたことがある。

部活動を行う中で「髪の長さや髪型で自己表現をできること」は、部活参加意欲アップや競技等のパフォーマンスアップに繋がると思いますか?(部活生:N=1,000)

約7割の部活生が、部活を行う中で
「髪の長さや髪型で自己表現をできること」が
「部活参加意欲アップやパフォーマンスアップに
繋がると思う」と回答。

自分もしくは周囲の人で、“髪”に関する部活動のルールや文化で理不尽に感じたり、実際におしゃれが出来なかったエピソードを教えてください(部活生:N=1,000)

部活生の髪に関するエピソードは、
運動部と文化部どちらも「ヘアスタイル」が1位に。
文化部では、コンクールで前髪を指定される
という声は21件あった。
運動部では、坊主にしなければならない
という声は25件あった。

「高校に通う部活生1000人への実態調査(2023年3月)、部活動顧問を担当する高校教員200人への実態調査(2023年3月~4月)」

部活ヘアについてアンケートを行い、実際の部活生や先生の声を聞いてみました。
部活ヘアのリアルな現状を覗いてみよう。

部活生のホンネ

運動部・高校生女子

ポニーテールは凶器になるので夏はお団子。長くしておかないと怒られるので伸ばしている。本当はボブとか楽な髪型にしたい

運動部・高校生男子

坊主を理由にその部活に入らない人が増えるとしたらもったいないと思う

運動部・高校生女子

めっちゃショートを強制されたら辞めることも考える

文化部・高校生女子

おでこの広さを気にしているので、コンクールで前髪なしの髪型がとても嫌だった

先生のホンネ

運動部
高校教師

髪型ルールを自由にしたら生徒の気持ちや個性が見えてきた。

運動部
高校教師

おしゃれとはどういうことか、人によってとらえ方が大きく変わる。ルールを作ると色々な解釈があり、教員間の共通認識ができないと事が進んでいかない。

運動部
高校教師

服装や風紀指導はもともと厳しくやっていた過去があり、指導上そのルールは今も続いている。また、個人的にも自己表現と我儘の線引きが難しく、なんでも寛容にすることへは抵抗がある。

「高校に通う部活生1000人への実態調査(2023年3月)、部活動顧問を担当する高校教員200人への実態調査(2023年3月~4月)」
「全国の部活生114人、高校教員18人のヒアリング調査(2022年9月~2023年3月)」

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BE ANYTHING, BE EVERYTHING

意味:なりたい自分に、全部なろう。

マンダムの考える「自分らしい」とは、

  • 自分で決めること
  • 自由であること
  • 正解も間違いもないこと
  • 何度やり直してもいいこと
  • 他人の「らしい」を認めること

社会は、さまざまな価値観に満ちています。
一方で、高校生らしく、社会人らしく、男らしく、
女らしくのような
見えない制約があるのも事実です。

誰かが決めた「らしい」ではなく、
自分だけの「らしい」を見つけることが
人生を豊かにすると私たちは信じています。
これからもマンダムは、
一人ひとりの「自分らしい」を応援していきます。