トップメッセージ

皆さまには、平素より格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
第100期(2017年3月期)は、第11次中期3か年経営計画(MP-11)の最終年度であり、「アジアでグローバルな経営を強みとするオンリーワン・カンパニー」を目指し、「アジアにおける成長加速と新規事業開拓の推進」に取り組んだ結果、円高による円換算額のマイナス影響があったものの、国内外ともに順調に推移したことにより、売上高、営業利益、経常利益におきましては過去最高を達成することができました。
しかしながら、中期経営計画としましては、2015年7月のインドネシア連結子会社であるPT Mandom Indonesia Tbkの火災事故の影響により、当初の連結売上高目標830億円、同営業利益目標86億円は未達成となりました。

当社は、おかげさまで2017年12月23日をもちまして、創業90周年を迎えます。これもひとえに、皆さまの温かいご厚情の賜物と心より深く御礼申し上げます。

私たちは、創業以来90年間、先人達から受け継いできた精神を礎にして、「生活者へのお役立ち」を追求してまいりました。しかし今、世界は激動、激変の時代を迎えています。技術の進歩は指数関数的な速さで進み、10年に1度と言われるような変化が、毎年のように起こっています。このような不確実性が高まるなか、これまでの積み重ねや、やり方だけでは未来を見出すことが難しくなってきました。
そこで、次の100周年、さらにその先の未来において、私たちが社会で必要とされる企業であるために、この90周年という節目の年に、「使命」である「企業理念」を見直し、また、過去の積み上げにはとらわれない未来志向の新しい「夢」、すなわち「ビジョン」を策定いたしました。
「企業理念」においては、企業活動の原点に立ち返り、先人達が創り上げてきたマンダムの存在意義をさらに突き詰め、そして進化させ、新たに「人間系」という考え方を根幹に据えて、新しく生まれ変わらせました。
押し寄せるデジタル化の波や発達し続けるAIなどが当たり前の時代。だからこそ、人間にしか成しえないこと、すなわち、人の気持ちを思いやる心を持ち、人が喜ぶことを想像し、人に役立つ価値を創造していくことを「人間系」という言葉で表現し、これを尊重する企業でありたいと考えています。
「ビジョン」においては、100周年にあたる2027年でのありたい姿、こころから目指したいと思える未来像を「ビジョン」として明文化しました。夢には人の情熱をかき立て、不可能を可能にする力があります。この夢を原動力にして、未来志向でバックキャストし、絶えずチャレンジ・チェンジ・イノベーションを実践しながら未来に向けて邁進したいと思います。

マンダムグループは、新たな企業理念とビジョンのもと、人間の感性を大切にした商品やサービスをご提供し続け、次の100周年、さらに先の未来において社会で必要とされる企業を目指し、一丸となって取り組んでまいります。

皆さまにおかれましては、引き続きこれまでと変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

代表取締役 社長執行役員
西村 元延

西村 元延