においの基礎知識 加齢臭
加齢臭の特徴
「加齢臭」は、50代半ば以降から本格的に発生します。皮脂成分が酸化されることで、胸や背中などの体幹部を中心に発生し、枯草のような臭いが特徴です。
- 50代半ば以降から本格化
- 皮脂成分が酸化されて発生
- 胸や背中などの体幹部を中心に発生
- 枯草のような臭いが特徴
加齢臭の発生メカニズム
皮脂腺から皮脂が分泌されます。年齢を重ねるごとに、皮脂に含まれる脂肪酸「パルミトレイン酸」が増加します。
大気中の酸素や過酸化脂質*により皮脂が酸化されます。
パルミトレイン酸も酸化され、2-ノネナールという成分に変化します。これが「加齢臭」の臭いの成分です。
Approach加齢臭の対処法
体幹部分の皮脂が酸化する前、後の対処をこまめに!
「加齢臭」は皮脂成分が酸化されることで発生します。常在細菌の代謝によって発生するわけではないので、消臭成分の配合された防臭効果のあるボディシャンプーを使ったり、ボディペーパーで皮脂をこまめに拭き取ったりするとよいでしょう。 入浴時には、背中の洗い残しがないように注意することがポイントです。 なかなか洗濯できない冬用の衣類などにはニオイが蓄積しやすいので、衣類用の消臭スプレーを使用するとよいでしょう。
- 消臭成分の配合された防臭効果のあるボディウォッシュを選ぶ
- こまめにボディペーパーで皮脂を拭き取る
- 背中の洗い残しに注意
- 洗濯できないジャケットなどに臭いが蓄積しないよう衣類用消臭スプレーを使用する