マンダムにおけるDX推進について Promotion of DX at Mandom
CSOメッセージ
いま求められるのは“生活者とのつながり”のアップグレード
生活者の価値観や購買行動が多様化し、従来のアプローチだけではこれまでのようにお役立ちを果たすことが難しくなっています。生活者は単に認知した商品を選ぶのではなく、自分にとって意味のある体験やストーリーを重視しながら選択しています。
このような環境下で企業が持続的に選ばれ続けるためには、生活者との“つながり”を深め、信頼に基づく双方向の関係性を築くことがこれまで以上に重要な課題となっています。この課題に対応していくためには、マンダムが理念として大切にしてきた「生活者発・生活者着」の考え方を、時代に合わせてアップグレードしていくことが不可欠です。
マンダムにおける「生活者発・生活者着」のアップグレードとは、生活者の潜在的なウォンツに応え、生活者の発見と感動を導いてきたこれまでの姿勢やプロセスを基盤としながら、デジタル技術や顧客データを組み合わせることで生活者理解の“解像度”を高め、生活者の喜ぶ姿をより具体的に想像しながら、新たな価値を共創していくことです。
この考え方は、MP-14経営基本方針にも明確に位置づけられています。マンダムは「『生活者発・生活者着』を基本とした価値共創による新たなお役立ちの実践」を掲げ、その実現に向けてDXの推進を重要な取り組みの一つとしています。
デジタル技術や顧客データを活用し、生活者一人ひとりの期待を丁寧に捉え、意味のある体験やストーリーとして価値を届けていくことで、「このブランドとつながっていたい」と思っていただける存在を目指していきます。
今後もマンダムは、アップグレードした「生活者発・生活者着」を軸に、生活者とのつながりをさらに深めることで、生活者に選ばれ続ける新たな価値創造に挑戦し続けてまいります。
DX方針
不確実性の高い市場環境においても、マンダムがお役立ちを通じて生活者一人ひとりのウェルビーイングを実現し続けるためには、顧客理解の高度化と価値提供の変革を両立させることが不可欠となります。
マンダムでは、理念に掲げている「生活者発・生活者着」をアップグレードすべく、新たな生活者接点の構築、顧客データの獲得・分析、生活者との双方向コミュニケーションの深化などに取り組み、全社一丸でDX方針を推進します。経営方針に基づいて定めた取り組み事項のもと、横断的なデータ活用と部門連携の仕組みを整備し、持続的な価値創造と生活者との共創を実現してまいります。
IT戦略
マンダムでは、DXの実現に向けた取り組みに加え、経営全体の基盤としての役割も踏まえたIT戦略の整備を進めております。2024年には「MP-14
IT戦略」を策定し、テーマごとに取り組みを推進しています。
以下はその中でもDX推進と関係の深い取り組みの抜粋です。これらのテーマはDX戦略の実行を支える基盤としての役割も担っています。
・IT投資マネジメント
DXに関連するIT投資について、効果的な資源配分が行えるよう、評価および運用の仕組みを整備してまいります。
・データ活用戦略
企業活動を通じて蓄積されるデータや、生活者を取り巻くオンライン・オフラインの膨大なデータの活用に向けて、仕組みやルールの整備を進め、DX推進の基盤となるデータプラットフォームの拡充を推進いたします。
・セキュリティ&プライバシーへの対応
情報セキュリティ対策およびプライバシー保護を更に強化し、安心・安全なIT環境の構築を目指します。グローバルで求められる法令・規制への対応をはじめ、ゼロトラストの考え方を取り入れたセキュリティアーキテクチャの導入や、社員への継続的な教育・啓発活動を通じて、リスクの最小化と信頼性の確保を図ります。