トップメッセージ Top message

環境・社会課題の解決に向けて、E・S・Gの3つの視点から
本業を通じた取組みによるお役立ちの進化と企業価値の最大化を目指します。

皆さまには、平素より格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

現在、世界では深刻さを増す環境破壊・気候変動、経済における成長モデルの変化、そしてCOVID-19の流行など様々な問題が起こっており、社会はより不確実性を増し、企業はビジネスモデルの変革をも迫られています。また、生活者は自分自身を見つめ直す時間が増えたことで、意識や行動も大きく変わっており、企業は従来の価値観の延長線上では新たな価値提供が出来ない社会となっています。
今、企業に求められているのは、その「存在意義」であり、社会に対してどのように貢献出来るかが大きく問われております。このような社会変動に際し、マンダムは理念経営の実践により「人間系企業」として、現在のみならず、未来の生活者への更なる「お役立ち」を追求し、新しい時代におけるマンダム独自の価値提供を行うことが使命であると考えます。

グローバルレベルでの人口構造は大きく変化し、ミレニアル世代の構成比が6割を超えています。若い生活者の社会課題や環境問題への関心が高まっており、彼らにとっては環境対応をはじめSDGsへの取り組みは企業やブランドを選択する際の重要な基準であり、企業が生き残り、成長する為の必須条件となってきています。
また、世界では様々な意味でボーダーレス化が進み、時間と情報の壁は既になくなりつつあります。さらに企業活動において多様性への一層の理解と実践は不可欠になっています。マンダムはこれらの課題に対しても、積極的に取り組みを進めなければならないと強く感じています。

当社は「人間系企業」として、人にしか成しえない価値、すなわち人の気持ちを思いやる心を持ち、人が喜ぶ姿を想像し、人に役立つ価値を創造していくことが大切だと考えています。そして予測不能な社会環境の中、人それぞれが持つ「本来の自分らしさ」だけでなく、人々が願う「ありたい自分らしさ」、両方を応援し挑戦できる、持続可能な豊かな社会を創りあげることが、マンダムの考えるウェルネスの実現であり、今後目指していく新しいお役立ちです。
お役立ちの実現に向け、マンダムではサステナビリティ戦略を策定するとともに、サステナビリティ上の重要課題(マテリアリティ)を特定いたしました。環境・社会課題の解決に向けて、E・S・Gの3つの視点から本業を通じた取組みによるお役立ちの進化と企業価値の最大化を目指してまいります。

代表取締役 社長執行役員
西村 健