mandom - 株式会社マンダム
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Mandom Group's CSR PracticeマンダムグループのCSR考働
環境
環境方針と推進体制
わたしたちマンダムグループは、事業活動を通じて、生活者や社会にお役立ちをしたい、地球環境の保全に努めたい、日常業務において一人ひとりが環境について考えたいという思いから、1999年8月にマンダム環境理念、環境基本方針、福崎工場<環境方針>を制定し、2000年11月には福崎工場が「ISO14001」を認証取得しました。
その後、2020年6月には、多様化する環境問題への対応を目的として環境方針を改訂し、環境活動を推進しています。
商品への取り組み
わたしたちは、環境配慮を商品価値の一つと位置付け、マンダムグループ環境配慮製品基準に則り、社会から共感の得られる価値づくりへの取り組みを推進します。
(マンダムグループ環境方針「4.製品・サービスの環境配慮への取り組み」)
商品の環境配慮基準と目標の策定
わたしたちは、環境方針に則り、環境に配慮した製品・サービスの提供を進めています。
その取り組みの一つとして、わたしたちが考える環境配慮型商品の基準と中長期目標を設定しており、持続可能な社会に向けて環境に配慮した商品づくりを推進します。
この基準については、今後の国内外の動向や技術的な最新情報、多様なステークホルダーの皆さまからのご意見や期待・要請を参考にさせていただきながら、継続的に更新してまいります。
ライフサイクル区分 | 対応する環境問題 | 環境配慮基準 |
---|---|---|
原材料調達 | 生物 多様性 保全 森林保全 |
内箱・個箱・説明書などの紙資材に古紙パルプ配合率80%以上の再生紙を 使用した製品 |
内箱・個箱・説明書などの紙資材にFSC認証紙を使用した製品 | ||
その他国際的な環境認証制度や指標などをクリアした原料・資材を使用した製品 | ||
気候変動 脱炭素・CO2 削減 |
容器包装資材に植物由来資材バイオマス度25%以上を使用した製品 | |
ラミネート包装材に植物由来資材バイオマス度10%以上を使用した製品 | ||
容器包装資材にリサイクル原料使用率25%以上を使用した製品 | ||
ラミネート包装材にリサイクル原料使用率50%以上を使用した製品 | ||
製品の使用 | 基準品と比較し、使用時にドライヤー使用電力、給湯器ガス使用量など 20%以上削減の製品 |
|
水資源 使用量 の削減 |
基準品と比較し、使用時に水資源使用量20%以上削減の製品 | |
廃棄 | 廃棄物 の削減 |
基準品と比較し、本体容器包装資材の削除、または軽量化・薄肉化など 10%以上削減の製品 |
基準品と比較し、1個箱の削除または軽量化10%以上削減の製品 | ||
本体容器重量と比較し、容器重量が50%以上削減の詰め替え製品 | ||
プラス チック 廃棄物 の 削減 |
石油由来プラスチック樹脂製資材から代替資材(紙・ガラスなど)へ 切り替えした製品 |
|
その他 | リサイ クル 循環型 経済 への 対応 |
分別廃棄への対応と単一素材(モノマテリアル)を使用した製品 |
※上記項目を一つ以上満たす商品を環境配慮製品とする。
※基準品は環境理念を改訂した2016年の製品。
中長期目標
- 2027年までに国内で販売するマンダム商品の90%を環境配慮製品とする。
- 2050年までにマンダムグループが販売するすべての商品を100%環境配慮製品とする。
プラスチック削減への取り組み
クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス(CLOMA)への参加
マンダムは、海洋プラスチック問題の解決を目指す、「クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス」(英文名:Japan Clean Ocean Material Alliance、略称「CLOMA」)に、2020年10月入会しました。
CLOMAへの参加を通して、紙等の代替素材、生分解性に優れたプラスチックの導入検討など、業種を超えた会員企業間の連携を行い、プラスチック製品の4Rの取り組みによる一層の強化を目指し、海洋プラスチック問題の解決に向けて取り組んでまいります。
参考
最新CSR情報 > クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス(CLOMA)に入会しました。
マイクロプラスチックビーズ使用中止の方針
近年、海洋中に流出するプラスチックに関し、環境への負荷が懸念されています。
米国などでは、洗い流しのパーソナルケア製品に関し、マイクロプラスチックビーズの使用を段階的に廃止するなどの法律も整備されています。
こうした状況を踏まえて、マンダムグループでは、今後、洗い流しの製品にマイクロプラスチックビーズを使用しないとともに、2017年末までに洗顔料に配合しているマイクロプラスチックビーズを本懸念のないものに代替する方針を定めました。
過去に、一部の洗い流しの製品にマイクロプラスチックビーズに該当する成分を使用しておりましたが、本方針に則り、2017年度に代替原料化を完了しました。
マンダムグループでは、今後も、生活者にも環境にも配慮した製品の開発に努めてまいります。
生物多様性の保全
わたしたちは、バリューチェーンでの生物多様性への影響の把握に努め、回避と低減への取り組みを推進します。
(マンダムグループ環境方針「2.生物多様性への取り組み」)
持続可能な原材料の調達にむけて
持続可能なパーム油の調達
環境への影響に配慮した持続可能なパーム油の調達に向けて、2018年3月に「持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO:Roundtable on Sustainable Palm Oil)」に加盟、2021年7月にはJaSPONにも参画しました。また、2021年3月には本社・福崎工場において、RSPOのサプライチェーン認証(SCCS認証)を取得し、将来の長期目標にむかって、RSPO認証パーム油の積極的な調達を推進していきます。
目標
福崎工場で使用するパーム由来原料について、2026年までにRSPO認証パーム油(ブックアンドクレーム対応を含み100%)とし、2031年までに物量収支型のRSPO認証パーム油(マスバランス方式以上100%)とする。
実績
2022年度は、福崎工場での使用において、一部原料でマスバランス方式でのRSPO認証パーム油の調達を行ったほか、最も使用量の多い原料を含めた3原料について、全量分のRSPOサプライチェーン認証モデル「ブックアンドクレーム方式」による認証証書の購入が完了しました。その他の原料についても、今後、段階的に認証証書購入を増やしていく予定です。なお、ブックアンドクレームのクレジットにつきましては、RSPO認証を取得した小規模パーム農家を支援するクレジットの購入も行っています。

持続可能な紙製容器包装資材の調達
持続可能な紙製容器包装資材の調達に向けて、福崎工場においてマンダム製造の商品の輸送に使用する段ボールを対象に、2018年2月新規納品分より、FSC®※認証を受けた段ボールへ順次、切り替えを開始しました。
※FSC®:Forest Stewardship Council®(森林管理協議会)
なお、この取り組みは、環境、生物多様性の保全のみでなく、関連するサプライヤーや有識者、NGO・NPOなど多様なコミュニティの方々との協力関係を積極的に構築・強化しながら、人権や労働の課題にも配慮した「CSR調達体制の構築と運用」にもつなげてまいります。