CSR活動情報
2017年(平成29年)
2017年12月28日

コミュニティ参画・発展/動物実験代替法の取り組み

日本動物実験代替法学会 第30回大会で「功労賞」を受賞しました。

2017年12月21日

消費者課題/製品の安全・安心への取り組み

日本防菌防黴学会 第44回年次大会に参加しました。

2017年11月9日

ステークホルダー・ダイアログの取り組み

「ビジネスと人権」についての自主勉強会と有識者とのダイアログを開催しました。

2017年11月6日

コミュニティ参画・発展/教育支援の取り組み

スーパーグローバルハイスクール大阪府立千里高等学校さま「秋休み企業訪問研修2017」に協力しました。

2017年10月31日

コミュニティ参画・発展/教育支援の取り組み

大阪府立むらの高等支援学校さまで「身だしなみ教室」を開催しました。

2017年10月10日

コミュニティ参画・発展/教育支援の取り組み

社会福祉法人いずみ野福祉会 シュレオーテさまで「身だしなみ教室」を開催しました。

2017年8月30日

コミュニティ参画・発展/教育支援の取り組み

中学生の職場体験「トライやる・ウィーク2017」に協力しました。

2017年8月30日

コミュニティ参画・発展/教育支援の取り組み

公益財団法人西村奨学財団の第18期奨学生35名による工場見学を実施しました。

2017年8月30日

コミュニティ参画・発展/教育支援の取り組み

支援学校にて「身だしなみ教室」を開催しました。

2017年7月21日

コミュニティ参画・発展/教育支援の取り組み

関西大学高等部さま「持続可能な開発目標(SDGs)」について考える特別授業に協力しました。

2017年6月7日

ステークホルダー・ダイアログの取り組み

「パリ協定・脱炭素社会の実現にむけた企業の対応」についての自主勉強会とダイアログを開催しました。

2017年5月11日

消費者課題/お客さまとのコミュニケーション

マンダムWEBサイト商品情報ページの商品詳細情報として「全成分情報」の公開を開始しました。

2017年5月11日

コミュニティ参画・発展/動物実験代替法の取り組み

「マンダム動物実験代替法国際研究助成金公募」の第10回助成テーマが決定しました。

2017年4月25日

労働慣行/人財育成や教育に関する取り組み

2017年度 新入社員研修にてCSR・サステナビリティ研修を実施しました。

2017年4月11日

労働慣行/従業員満足(ES)と多様性の確保

在宅勤務制度の導入にむけて社内にて「働き方改革の実践としてのテレワーク」についての勉強会を開催しました。

2017年3月30日

労働慣行/従業員満足(ES)と多様性の確保

社内にて「仕事と介護の両立支援セミナー」を開催しました。

2017年3月30日

コミュニティ参画・発展/教育支援の取り組み

立命館大学大学院 生命科学研究科 外国人留学生3名のインターンシップを実施しました。

2017年3月30日

コミュニティ参画・発展/教育支援の取り組み

支援学校(高等部)・高等支援学校 5校さまで「身だしなみ教室」を開催しました。

2017年1月6日

労働慣行/従業員満足(ES)と多様性の確保

多様な方々と正しく向き合うために必要なこと ユニバーサルマナー研修(3級・2級)を開催しました。

2017年12月28日

コミュニティ参画・発展/動物実験代替法の取り組み

日本動物実験代替法学会 第30回大会で「功労賞」を受賞しました。

 2017年11月23日(木)~25日(土)に開催された日本動物実験代替法学会 第30回大会において、「功労賞」を受賞しました。

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参考:日本動物実験代替法学会 ホームページ
参考:2017年11月27日ニュースリリース「日本動物実験代替法学会 第30回大会で『功労賞』を受賞」

 

 マンダムは、動物愛護の観点から3Rs※の中の「Replacement(動物実験の置き換え)」に着目し、動物実験代替法の開発に取り組んでいます。
 その中で、2007年より日本動物実験代替法学会を通じて、「動物実験代替法国際研究助成金」の公募を実施し、今年度分を含めて10年間に渡り計23件のテーマに研究費を助成しています。

  ※3Rs:Replacement(動物実験の置き換え)、Reduction(動物使用数の削減)、Refinement(実験時の動物への苦痛軽減)

参考:マンダムWEBサイトCSR情報 > マンダムグループのCSR考働 > コミュニティへの参画および発展 > 動物実験代替法に関する取り組み

 

 この度、これまでのマンダムの研究助成活動が、日本動物実験代替法学会に大きく貢献したと認められ、2017年11月24日(金)日本動物実験代替法学会第30回大会において、当学会より「功労賞」を授与されました。
 現在、2018年度研究助成として第11回の研究助成公募を実施しており、マンダムは本研究助成を通じて、引き続き動物実験代替法における研究を広く推奨するとともに、当学会の委員会活動への参画および新規の動物実験代替試験法の国際標準化にむけたバリデーション(妥当性検証)研究に対する各研究機関との取り組みなど、代替法分野におけるさらなる研究の活性化を図ることによって、社会に貢献してまいります。

参考:2017年8月31日ニュースリリース「第11回マンダム動物実験代替法国際研究助成金公募」を開始
2017年12月21日

消費者課題/製品の安全・安心への取り組み

日本防菌防黴学会 第44回年次大会に参加しました。

 2017年9月26日(火)~27日(水)に開催された日本防菌防黴(ぼうきんぼうばい)学会 第44回年次大会にて、防腐剤を配合していく上で必要不可欠な、防腐力を測るための試験方法に関する研究成果を3件発表しました。

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  日本防菌防黴学会は、「衣食住に関連する微生物及びそれに由来する物質を制御し、生活環境及び生産環境の向上を図るため、専門領域の異なる研究者、技術者の交流・情報提供により総合研究体制を確立し、科学・技術の発展に貢献することを目的とする」学会で、幅広い分野、機関の研究者や技術者が所属しています。今回の学会には900名以上が参加しました。

参考:日本防菌防黴学会ホームページ

 

 化粧品と微生物には深い関係があります。化粧品の中で微生物が増えてしまうと、品質劣化だけでなく肌荒れや炎症などの皮膚トラブルにつながる恐れがあります。そこで、使い始めから使い終わりまで安全・安心にご使用いただけるよう防腐剤を配合しています。しかし、防腐剤も過剰に配合すると皮膚トラブルにつながることがあるので、防腐剤の適切な種類と量を選択し、製品の“防腐力”を設計しています。今回は、防腐剤を配合していく上で必要不可欠な、防腐力を測るための試験方法に関する研究成果を3件発表しました。 

 ~マンダムの発表内容~

1.化粧品保存効力試験にかかる時間の短縮化
 保存効力試験は製品を使いきるまでに腐らないことを評価するために必要な試験であり、検証の一つとしてカビ(Aspergillus brasiliensis)を使用します。カビは生育が遅く、数を測定する(生菌数測定)だけで3~5日を要しますが、この期間を2日に短縮することに成功しました。迅速な結果の取得は確実な微生物学的品質保証につながります。

2. 化粧品保存効力試験の精度向上につながるノウハウ
 カビを試験菌種に用いた保存効力試験では、さまざまな試験条件(培養条件や調製条件など)のばらつきが最終的な試験の精度に影響をおよぼします。今回は、そのばらつきの原因の一つとなるカビの培養温度条件と試験に用いるカビの生育状態を検証し、試験精度の向上につなげました。

3. クレンジングシートで防腐力が下がる原因を解明
 化粧品は不織布に含浸すると防腐力が低下するケースがあります。今までは防腐力低下の原因が分かっていませんでしたが、今回の研究で、不織布により微生物が活性化し、一部の菌種では防腐剤に対する抵抗性が変化することを明らかにしました。この技術は将来的にマンダムのクレンジングシート製品の防腐剤やアルコール量を減らす技術に応用されることが期待されます。

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 商品を安全・安心に、また快適にお使いいただくために、化粧品における微生物制御技術は重要な位置付けになっています。マンダムでは、今後も生活者の皆さまにご満足いただける製品開発にむけた技術開発を続けてまいります。

 

2017年11月9日

ステークホルダー・ダイアログの取り組み

「ビジネスと人権」についての自主勉強会と有識者とのダイアログを開催しました。

 2017年10月03日(火)、グローバルな人権問題と企業の取り組みに詳しい有識者の方々をマンダムグループ本社(大阪)にお招きして「ビジネスと人権」についての自主勉強会とダイアログ(対話・意見交換)を開催しました。

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 今回の取り組みは、以下のマンダムグループCSR重要課題、および、グローバル企業として尊重すべき国際行動規範や持続可能な社会の実現を目指す国際社会の取り組みなど、主に以下の国内外の枠組みを踏まえて開催しました。

~マンダムグループCSR重要課題(第2版)~mandom_ci.jpg

 課題No.02:企業理念・企業文化・コンプライアンスの推進
 課題No.03:人権啓発への継続投資
 課題No.10:CSR調達体制の構築と運用
 課題No.13:新しい社会のパラダイムの感知と貢献
 課題No.14:社会との価値共創の実現

~国連グローバル・コンパクトの10原則(分野:人権・労働)~ungc_logo_jpn.jpg
 原則01:企業は、国際的に宣言されている人権の保護を支持、尊重すべきである。
 原則02:企業は、自らが人権侵害に加担しないよう確保すべきである。
 原則03:企業は、結社の自由と団体交渉の実効的な承認を支持すべきである。
 原則04:企業は、あらゆる形態の強制労働の撤廃を支持すべきである。
 原則05:企業は、児童労働の実効的な廃止を支持すべきである。

~持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)~sdgs_08_10_12_16_17.jpg
 目標08:働きがいも経済成長も
 目標10:人や国の不平等をなくそう
 目標12:つくる責任 つかう責任
 目標16:平和と公正をすべての人に
 目標17:パートナーシップで目標を達成しよう(マルチステークホルダー・パートナーシップ)

~コーポレートガバナンス・コード~
 基本原則2:株主以外のステークホルダーとの適切な協働

参考:マンダムWEBサイト CSR情報 > CSR重要課題とSDGsとのつながり
参考:グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン > 国連グローバル・コンパクトの10原則
参考:国際連合広報センター > 持続可能な開発目標(SDGs)とは
参考:JPX日本取引所グループ > コーポレートガバナンス・コード

 

 

 自主勉強会では、国際的に活動している人権NGOのアムネスティ・インターナショナルの土井陽子さまに「ビジネスと人権」についてのご講演をお願いし、本社の社員約120名が参加しました。


公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本2017-1003_msdoi_profile.jpg
ファンドレイジング部門 土井陽子さま
 大学卒業後、日本からタイへの技術移転の推進事業を行う経済産業省の外郭団体に入職し、タイから派遣される訪日研修団の日本企業視察などを担当。在職中に内閣府の国際交流プログラム「東南アジア青年の船」に参加。その後、電機メーカーのCSR部門でCSR推進活動を担当。2014年より現職。企業の人権方針の策定や人権デューデリジェンスの取り組みなどのサポート、「ビジネスと人権」をテーマとしたeラーニングの実施などにも関わる。


 

 マンダムグループでは、これまで、社内での研修やコンプライアンス教育などで差別やハラスメントの問題を中心に学んできましたが、それらは人権をめぐる問題のごく一部でしかありません。
 2011年6月に国連で承認されグローバルスタンダードとなっている「ビジネスと人権に関する指導原則」をはじめとして、ビジネスと人権をめぐる課題の対応と解決にむけたグローバル企業に対する期待と要請は多岐におよび、ますます重要性を増しています。2012年に米国で「カリフォルニア州サプライチェーン透明法」が施行されたほか、最近では、2015年3月に「英国現代奴隷法」が制定され、英国で事業活動を行う企業は、自社の人権に関する方針と経営トップによる声明をWEBサイトで公表するとともに、事業活動における全ての段階(サプライチェーンを含む)の人権の取り組みとその進捗状況について毎年公開しなければならなくなりました。その後、同じ主旨の法令は他国にも拡大しており、先進的なグローバル企業は、自社の原材料の調達先である東南アジアなど海外の下請け企業の工場や農園、生産地などでの人権侵害の有無、労働環境の状況などを調査し、その調査結果と今後の方針、人権問題の改善や救済にむけた取り組みを情報公開するようになりました。

 また、2017年4月には、国際標準化機構(ISO)より、人権や環境に配慮した「持続可能な調達」(責任ある調達やCSR調達とも呼ばれる)の国際規格「ISO20400」が国際社会にむけて発表されたほか、世界の食品や化粧品・日用品の製配販で組織されている業界最大の団体「コンシューマー・グッズ・フォーラム」や国際的に活動しているNGOや研究機関なども、サプライチェーンの川上までさかのぼった人権の取り組みの必要性を訴えています。

 こうした国際社会の動きは、マンダムグループの事業活動の領域でも例外ではありません。わたしたちの商品とも関わりの深いパーム油や、商品のパッケージや流通資材などの原料となる紙(森林資源)の供給地でも強制労働や児童労働、現地住民の土地の権利の剥奪などの問題が報告されるなど、サプライチェーンにおける人権問題の改善(人権侵害への非加担、実効的な廃止と救済の措置など)がグローバル企業に期待・要請されるようになりました。

2017-1003_03.jpg 以上のような人権に関する基本的な枠組みや国内外の動向、実際に発生している人権問題の最新事例などについて、土井さまよりご講演いただきました。通常は企業のCSRやコンプライアンスの担当者に対して行うセミナーに近い内容だったのですが、事前でのお打合せにて弊社の事業活動とCSR推進の現状をご説明させていただき、弊社としては初めての「ビジネスと人権」についての勉強会であること、新入社員や契約社員なども含めて多様な部門からの社員が自由に参加する自主勉強会であること、また、自主勉強会の終了後に社内の選抜メンバーとのダイアログを行うことなどから、今回は約2時間の内容に凝縮していただき、下記のポイントを丁寧にわかりやすく解説いただきました。

~テーマ:「ビジネスから人権を考える」~

  1. アムネスティ・インターナショナルの活動と「ビジネスと人権」
  2. 「ビジネスと人権」に関する国際人権基準と企業の責任
  3. 日本企業の人権への対応
  4. 企業が人権に取り組む必要性

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 自主勉強会の終了後、アムネスティの土井陽子さまに加えて、住友理工株式会社 CSR推進室長 鈴木美波子さまにもご参加いただき、「ビジネスと人権 ~社会の中で存在価値のある「人間系」企業に進化するために~」をテーマに、約2時間のダイアログを実施しました。


住友理工株式会社 CSR部 CSR推進室長 鈴木美波子さま2017-1003_mssuzuki_profile.jpg
 雑誌編集者を経て、マンチェスター・ビジネス・スクール(英国・マンチェスター大学)にて経営学修士課程修了(MBA)。大手監査法人に入所し、内部監査・CSR/サステナビリティに関するコンサルティング業務に従事、幅広い企業に関わる。2013年、東海ゴム工業(株)(現・住友理工(株))に入社、CSR推進を担当。2017年1月より現職。昨年11月にスイス・ジュネーブで開催された「第5回 国連ビジネスと人権フォーラム」のセッションでは、日本企業として初めて登壇し、自社サプライチェーンにおける人権の取り組みについて発表。2017年度より国連グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン組織拡大委員も務める。


 

2017-1003_04.jpg~ダイアログ参加者~

  • アムネスティ・インターナショナル日本
    土井陽子さま
  • 住友理工(株) CSR部 CSR推進室長
    鈴木美波子さま
  • 内部監査室 久保厳吾
  • 購買部 購買管理課 平田忠彦
  • 購買部 購買開発課 塩見祐子
  • 購買部 購買開発課 笠原啓二
  • 技術開発センター 包材開発室 岸本正人
  • コミュニケーション戦略部 課長 奥田 学
  • 第二マーケティング部 一寸木 武
  • CSR推進部 CSR推進室 西山 掌(司会進行)

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~オブザーバー(社内)~

  • 取締役 桃田雅好
  • 内部監査室 課長 徳野真岐子
  • 購買部 部長 村治得人
  • 購買部 購買開発課 課長 木内琢磨
  • 購買部 購買管理課 課長 小泉直也
  • CSR推進部 部長 前川貴志
  • CSR推進部 CSR推進室 豊永雅士
  • CSR推進部 CSR推進室 高倉純
  • CSR推進部 CSR推進室 金子伸江

 

 CSR調達や社会的責任監査、人権デューデリジェンスなど、国際社会で求められているビジネスと人権の取り組みについて、まずは基本を理解することが必要ということで、アムネスティの土井さまから、「ビジネスと人権に関する指導原則」のレポーティング・フレームワークに基づいて作成され、国際社会に対して広く情報公開されている先進的なグローバル企業による人権報告書の内容を解説いただきました。
 この人権報告書の内容とマンダムグループが情報公開している理念体系や各種方針、具体的な取り組みなどを比較しながら、わたしたちができていること、できていないこと、今後取り組むべきことなどを土井さまからご指摘いただき、参加メンバーとディスカッションしました。

 ダイアログの中で、アムネスティの土井さまより、「積極的な情報公開が重要。また、広く社外からの情報を入手し、社会課題をいち早く察知して対応することが企業の競争力にもつながる。人権の分野は情報入手やデータ化が難しいが、そういう時こそNGOを上手く使って欲しい。」とのアドバイスをいただきました。
 また、住友理工(株)の鈴木さまからは、「日本では、方針というと額縁に入れて飾っているような印象がありますが、本来は、全社で行動するための基軸であり、各現場の判断基準のはず。部門横断的な横串として、現場が行動できる方針の策定と国際社会の時流に合わせた見直しが必要。」とのアドバイスをいただきました。ちなみに、住友理工さまでは、自動車用部品(防振ゴム・ホースなど)を主に生産されており、現在は、その原料となる天然ゴムのサプライチェーン・リスクの調査と改善を進められているそうです。

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  「ビジネスと人権」の取り組みは、企業が自社のサプライチェーンを含む事業活動の全ての段階において人権が侵害されている状況が無いかをモニタリングし、広く社会と連携しながら、公正で持続可能なビジネスモデルへの改善と人権の救済にむけて継続的に取り組むものといえます。また、最近では、「ビジネスと人権」の取り組みを事業活動によるネガティブ(負)なインパクト(影響)を排除する施策として捉えるのではなく、フェア・トレードやコーズ・リレーテッド・マーケティング、ソーシャル・ビジネス、インクルーシブ・ビジネスなど、新しいビジネスやイノベーションの機会として捉える動きも盛んになってきました。

 「CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)」とは、「多様で幅広い社会からの期待・要請に対応する能力」と定義されています。CSRが求められる範囲はますます拡大し、今後も次々と新しい課題への対応が求められます。こうした状況に適切に対応するためには、社内のみの情報や意見、価値観だけで判断するのではなく、社外のさまざまな組織・団体、有識者や研究者の方々からのご意見をうかがいながら、広く社会との共創関係の構築と強化が必要となります。
 今後も、わたしたちは、多様で幅広いステークホルダーや有識者の方々との関係性を構築・強化しながら、CSRの推進に努めてまいりますので、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。

 ご協力いただきましたアムネスティの土井さま、住友理工(株)の鈴木さま、ありがとうございました。

 


[コメント] 公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本 土井 陽子さま2017-1003_06.jpg
 マンダムグループの企業理念にある「人間系」という考え方は、人を中心に企業活動を捉えるという「ビジネスと人権」の考え方と重なり、人権はまさにマンダムグループの経営の中心に置くべき取り組みの一つであるといえます。
 持続可能な社会をつくるためには人権が守られることが前提にあり、企業における人権尊重のための体制づくりや人権デューデリジェンスの実施はますます社会から期待されています。
 「ビジネスと人権」の取り組みを進めるためには、部門を超えた社内の横断的な連携が欠かせません。国連「ビジネスと人権に関する指導原則」をはじめとする国際人権基準では、企業はバリューチェーン全体で人権を尊重することが求められており、その責任は広範囲にわたります。マンダムではすでに部門横断的なCSR活動を展開されており、自主勉強会とダイアログを通じて、社員の皆さんがCSR課題の理解に積極的であり、部門間の風通しもよいと感じました。「マンダムグループ考働規範」に含まれている人権尊重の考え方を拡充し、全社的な取り組みに広げる土台はすでにお持ちだと考えます。
 また、マンダムグループのバリューチェーンにおけるCSR重要課題の一つとして「サプライチェーンの人権課題」があげられています。人権侵害が起きやすい高リスク地域で生産・加工される原料のCSR調達やそうした地域での事業活動における人権課題を優先的に進めるのと同時に、サプライチェーンの下流からは見えにくい、こうした上流の人権課題の認識と対応についての積極的な情報開示を期待します。
 自社が事業を通じて関わる人びとにどのような負の影響を与えうるのか、企業の目線では気付きにくいことを指摘するのがわたしたちNGOの役割であると考えています。これからもこうしたNGOとの対話が続くことを願っています。


[コメント] 住友理工株式会社 CSR部 CSR推進室長 鈴木 美波子さま2017-1003_08.jpg
 ビジネスと人権の取り組みは日本ではまだ認知度が低いかもしれません。しかし、国際社会においては着々と取り組みが進んでいます。
 今年も毎年11月にジュネーブで開催される「国連ビジネスと人権フォーラム」に参加しますが、多くの日本企業が考えもしないようなこと、たとえば今回のダイアログで取り上げられた「人権報告書」に書かれている取り組みが当たり前のように事例として報告されています。このフォーラムも当初は行政やNGOといったセクターからの参加者が多数を占めていたとのことですが、近年は企業からの参加がかなり増え、ビジネスと人権に対して企業が注目しはじめているのが分かります。
 今回のダイアログの事前に、昨年発行された「考働レポート2016」の「インドネシア工場火災事故とその後の対応について」の記事を読ませていただき、まさに「ビジネスと人権」の取り組みであるととても感銘を受けました。日本企業でこのような事故への対応をきちんと開示しているところはほとんどないのではないでしょうか。そんな思いの中、今回のダイアログに参加し、従業員の皆さまの真摯な姿勢を拝見でき、このような取り組みが行われる素地が企業文化としてあるのだなと改めて実感しました。
 住友理工でもビジネスと人権への取り組みは端緒についたところです。業種は違いますが、人権という課題に対して共通するところはあるかと思います。同じ日本企業として一緒にこの取り組みを推進していければと思います。


[コメント] 購買部 購買開発課 塩見 祐子md01_0141_171003_c1.jpg
 購買部の日々の業務では、マンダムグループの調達活動指針のもと、サプライチェーンにCSR上での不適合がないかを留意しておりますが、今回の勉強会では、人権にフォーカスした内容でたくさんの事例をお示しいただき、企業が直面しているリスクや構造的な課題についてより理解が深まりました。
 また、ダイアログでは、先進企業の人権報告書をわかりやすくご紹介いただきました。企業活動における人権リスクの捉え方や設定された課題について知ることができ、自身の業務の先にある「人権尊重」の概念がより具体的にイメージできました。


[コメント] 購買部 購買開発課 笠原 啓二md02_0213_171003_c1.jpg
 わたしは、入社をして新製品の設計活動を行い、現在は購買活動に従事させていただいているため、3R(Reduce・Reuse・Recycle)という環境配慮や品質については意識をしていましたが、人権については日本国内の直接取引先のみを見て、人権侵害などは無縁のものだと思っていました。しかし、グローバルに原材料を調達している現状を考えると、原材料の生産現場がどのような状況であり、品質、環境だけではなく、人権についても守られているかをチェックする必要性を感じました。原材料を購入する会社の責任として、品質、環境、人権を把握しようとする行動が、それらを守ることに直接つながるということを意識して今後の業務を進めたいと思います。


[コメント] 購買部 購買管理課 平田 忠彦md05_0346_171003_c1.jpg
 非常に勉強になり、こういった機会をもっと増やしていただきたいと思います。人権課題において、今まで購買部で話題になることが皆無だったのですが、国際ルール(国際人権基準)にのっとったわが社独自の調達基準の作成を早急に進めなければならないと感じると同時に、社外に対して発信できるようなものにしなければならず、社外のステークホルダーと一緒につくり上げることも求められているとも感じました。そのためには、今まで以上に原材料サプライヤーとの関係を強固なものにするよう取り組んでいかなければならないと感じました。また、経営層を始めとして社内での意識改革をさらに高めつつ、モチベーションを持って進めることが必要であると感じました。


[コメント] 技術開発センター 包材開発室 岸本 正人md03_0160_171003_c1.jpg
 最近、新聞等で見かけることが増えてきたトピックスですが、正直、馴染みが薄く、人権というだけで何か難しく捉えていたように思います。今回の勉強会とダイアログへの参加を通じ、ラギー原則や日本企業の対応の遅れ、人権に取り組む必要性について理解を深めることができました。また、国連グローバル・コンパクトの10原則を支持する人間系企業として、いち早く方針を打ち出し、情報発信する必要性を感じます。
 古くから「企業は人なり」と言われますが、人の関わるところに人権ありという意識を常に持ち、今後の業務を通じてサプライチェーンの現状把握に努めるとともに、我々のスタンスや取り組みについてステークホルダーに説明していきたいと思います。


[コメント] 内部監査室 久保 厳md04_0283_171003_c1.jpg
 ビジネス環境の変化の速さを改めて認識し、人権問題に取り組まないことがリスクになるという状況になっていることを知る良い機会になりました。また、今回の勉強会は一部の社員だけではなく会社としての理解を深め全社員のベクトルをあわせるうえで大変有意義なものであったと感じます。
 ご紹介いただいた他社の事例も参考にしながら、リスク回避を主目的とする消極的な取り組みではなく、マンダムらしい積極的な取り組みによってアジアを中心とした人々へのお役立ちにつなげていければと思いました。


[コメント] GBマーケティング本部 コミュニケーション戦略部 奥田 学md06_0197_171003_c1.jpg
 普段の業務からは縁遠いテーマに思えていたものが、徐々に身近なものに変わっていき、これまでの知識と意識の無さを実感しました。また、社会の企業の取り組みに対する関心のスピードが年々速まっており、対応せざるを得ない状況にあることも改めて認識しました。グローバルで活躍するということは、このようなグローバルな視点での考えを持たなければならないと認識したとともに、現在、実施している自主勉強会やダイアログというメンバーが限定された教育のみでなく、全社員が認識して同時に考え、動き出さなければ、浸透するまでにかなりの時間を要するという課題もあると感じました。まずは、部内でできることから共有していこうと思います。


[コメント] 第二マーケティング部 一寸木 武md07_0278_171003_c1.jpg
 今までビジネスと人権について考えることは自分とは関係がないことだと感じていました。それはわたしたちよりももっと規模の大きい世界的な企業の負う責任であり、課題だと思っていたからです。しかし、今回の自主勉強会とダイアログを通じてマンダムでも取り組むべき課題だと実感しました。マンダム商品は日本製、インドネシア製、中国製の商品が世界中で流通していますが、すべての原料や資材にいたるまで人権的な問題がないかどうかは私にはわかりません。ただ言えるのは、今後もグローバルで成長していくためには、人権的な問題のないビジネスを行う必要があるということです。これからは自分の業務の中でも何ができるかを意識していきたいと考えています。


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2017年11月6日

コミュニティ参画・発展/教育支援の取り組み

スーパーグローバルハイスクール大阪府立千里高等学校さま「秋休み企業訪問研修2017」に協力しました。

 10月6日(金)、大阪府立千里高等学校の生徒7名が来社され、「秋休み企業訪問研修」を実施しました。

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 文部科学省では、2014年より、高等学校などにおいて、グローバル・リーダー育成に資する教育を通して、生徒の社会課題に対する関心と深い教養、コミュニケーション能力、問題解決力等の国際的素養を身に付け、もって、将来、国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成を図る「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」事業を推進しています。

 SGHの指定校の一つである大阪府立千里高等学校さまでは、課題研究の研究領域として、国連グローバル・コンパクト(UNGC)の4分野(人権、労働、環境、腐敗防止)10原則を取り上げ、「国際的課題についての多面的な視点と深い理解」、「国際的課題について他者と連携・強調しつつ探究する力」など、「グローバル・マネジメント力の育成」を目指した活動を実施されています。
 また、同校は、2017年8月26日に日本の公立高等学校としては初めて国連グローバル・コンパクト(UNGC)の署名団体となり、UNGCの10原則への支持を表明されたほか、以下の独自目標を掲げられています。

〜未来を見据えて今の学びに取り組み、頼もしい地球市民となってくれることを願って〜

  1. 将来における最善の実践を進めるための新時代を築いていく考え抜かれたリーダーシップ養成のために、SDGs(Sustainable Development Goals :持続可能な開発目標)に深く関連した地球的課題に関する教育プログラムと授業を生徒に提供すること。
  2. 生徒による研究成果を発表・公表することを通して、さまざまな人々が持続可能性について学ぶ機会を提供すること。
 参考:千里高校SGHプロジェクトWEBサイト 

 

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 研修当日は、国際文化科2年生の生徒7名と引率の先生1名が弊社を訪問されました。
13時からの開始予定でしたが、事前に弊社のご紹介をしていたところ、生徒の皆さまは社員食堂にも興味を持たれたようで、弊社の社員食堂で昼食を取ったあとで研修を行うことになりました。大変混雑した時間帯でしたが、カジュアルな服装や白衣の社員、ヘアカラーをしている社員など、多様な社員が利用していることに驚かれているようでした。また、廊下などで社員から気軽に声をかけられたこともあり、弊社の風通しの良い雰囲気を多少なりとも感じていただけたと思います。

なお、今回の研修では、以下の内容を講義・解説させていただきました。2017-1006_senri_sgh_002.jpg

  1. マンダムグループのご紹介
  2. 多様な人たちと対話するために必要なこと
  3. 企業の社会的責任として求められていること
  4. 多様な視点から社会・環境課題を考える
  5. 国際社会全体での取り組みを理解する
  6. わたしたちの消費生活の光と影
  7. わたしたちに求められていること

 

 今回参加した生徒の皆さんは、昨年(高校1年生)の「国際理解」の授業などで、「ビジネスと人権」(強制労働や児童労働など)の問題、フェアトレード、企業と市民社会(NGO/NPOなど)とが連携した取り組みの事例、SDGs(持続可能な開発目標)など、人権や労働、環境の問題に対する取り組みや国際社会の枠組みに関する基礎知識はすでに習得されていたこともあり、グローバルな社会・環境問題への意識の高さを感じました。
 また、講義終了後には、実際に海外各国で販売されている商品を手にとっていただき、日本国内と海外との消費生活の違いや香りなど嗜好性の違い、サイズ・バリエーションなどについて体感していただきました。

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 国際文化科の生徒の皆さんは、さまざまな社会・環境問題の中から独自でテーマを決め、調査・考察を進め、論文を作成します。研修終了後、生徒の皆さん一人ひとりに、各自が探究しているテーマをおうかがいしましたが、「サプライチェーンにおける人権・労働問題」や「ディーセント・ワーク(働きがい)やワーク・ライフ・バランス」、「仕事の見える化」など、CSRと関連するテーマも多く探究されていました。
 ちなみに、スーパーグローバルハイスクール(SGH)の指定校は全国で123校(2017年度)あるそうですが、2017年3月に開催された「SGH甲子園」では、「ファストファッションブランドの服はなぜ安いのか」というテーマで、サプライチェーンにおける人権・労働問題について発表された千里高等学校の生徒が日本語プレゼンテーションの部の最優秀賞を受賞されています。

参考:千里高校SGHプロジェクト 「SGH甲子園日本語プレゼンテーションの部で最優秀賞」(2017年3月19日ブログ記事)

 

 今回の取り組みは昨年に続いて2回目になりますが、CSR推進部では、こうした機会も通じて、これからの社会を担う若い世代(ポスト・ミレニアル世代やZ世代など)の社会・環境問題に対する視点や意識に触れるとともに、彼ら・彼女らの声に積極的に耳を傾けながら、企業に対してなにを期待・要請しているのかを敏感に察知し、今後のマンダムグループのCSR・サステナビリティ活動の推進に活かしていきたいと思います。

 


[コメント] 大阪府立千里高等学校 教諭 小川由紀子さま

 今回は本校生徒のために企業研修を実施していただき、ありがとうございました。貴社の製品を日ごろから愛用する生徒も多く、とても楽しみにしておりました。
 社内を案内していただいた後、社会・環境問題への対策や海外での事業活動を通じた多様性への理解と取り組みなどを聞かせていただきました。また、安全対策や優良な製品の製造に真摯に取り組んでおられる様子にとても感銘を受けました。実際に海外で販売されている製品を手に取って体感させていただきながら、環境、経済、社会問題などの知識を深め、海外への多様な文化・習慣を尊重する心を養うことができたと思います。
 生徒からの質問にも丁寧にお答えいただき、生徒も大いに刺激を受けたと思います。大変貴重な機会をいただき、ありがとうございました。今回の訪問に際してご協力いただきました貴社の皆さまに心よりお礼を申し上げます。

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2017年10月31日

コミュニティ参画・発展/教育支援の取り組み

大阪府立むらの高等支援学校さまで「身だしなみ教室」を開催しました。

 2017年10月5日(木)大阪府立むらの高等支援学校さまで「身だしなみ教室」を開催しました。

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 今回参加された生徒の皆さまは2年生男子19名で、これから企業実習を通じて、初めて社会参加される方々です。
 開催前に事前の打ち合わせを行い、実際に社会に出るためのマナーである「身だしなみ」について、そして「おしゃれ」との違いについて、しっかり理解してもらえるように講義内容を組み立てました。

 講義前半では、「身だしなみの重要性」、「印象の良い髪型」などスライドを見て理解していただき、次に「今日の身だしなみはできているか・できていないか」について、卓上鏡で自身の顔をじっくり見て確認しながら、ヒゲの剃り残しはないか、目ヤニはついていないか、寝ぐせはどうかなど、「身だしなみ」について理解を深めてもらいました。
 化粧品を使って「身だしなみ」を整える実体験のコーナーでは、先生にご協力いただき持参の電気シェーバーでヒゲの剃り方について学び、次に洗顔フォームを使って「正しい洗顔方法」を全員で体験し、そして、「汗をかいた時の対処方法」としてデオドラントスプレーやフェイシャルペーパーを使用し、体や顔の汗のベタつき拭き取り方を学んでいただきました。

 参加された生徒の皆さまの積極的な姿と真剣な眼差しがとても印象的でした。就労という目標に向かって、日々学ばれている生徒の皆さまに少しでもお役立ちできていれば幸いです。開催にあたりご協力いただいた、むらの高等支援学校の先生の皆さま、ありがとうございました。

 


[コメント] 大阪府立むらの高等支援学校 進路指導部 堀川健児さま2017-1005_photo_02.jpg

 本校では、昨年に引き続き、「身だしなみ講座」と題してマンダムさまに外部講師として、2年の男子生徒に対してご指導をしていただきました。
 講師の方々には生徒一人ひとりに丁寧でわかりやすい話し方で教えていただき、講座では洗顔の大切さや、「身だしなみ」と「おしゃれ」の違いなどを教えていただきました。
 生徒たちは、実際に洗顔フォームを使った洗顔や化粧水の使用など、笑顔で積極的に取り組んでいました。電気シェーバーの使い方は、今まで知らなかった生徒が多かったように感じました。
 2年生は後期職場実習前ということもあり、関心を持ち、講座を受けることができたと思います。生徒にとっても教員にとっても非常に有意義な時間となりました。ありがとうございました。

 

2017年10月10日

コミュニティ参画・発展/教育支援の取り組み

社会福祉法人いずみ野福祉会 シュレオーテさまで「身だしなみ教室」を開催しました。

 2017年9月7日(木)社会福祉法人いずみ野福祉会 シュレオーテさまで「身だしなみ教室」を開催しました。

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 シュレオーテさまでの開催は、一昨年、昨年に引き続き3度目の開催となり、今回の参加者は16名でした。
 施設スタッフさまとの事前打ち合わせにて、今年度は、ヒゲそりについて化粧品を使った実体験へステップアップさせたプログラムを開催することになりました。

 講義前半は、チェックシートに沿って「本日の身だしなみチェック」を行い、歯磨きや洗顔は行ったか、髪の毛に寝ぐせはついていないか、ヒゲはそれているか、爪は伸びていないかなど、鏡で自身を見ながら、できている/できていないの確認を行いながら、「身だしなみ」について理解を深めていただきました。
 後半の実体験講義では、ステップアッププログラムである、ヒゲそりの際に使用する商品プレシェーブローションを使って、事前に肌のすべりを良くした上で、電気シェーバーを使用してヒゲそりを行いました。また、しっかり泡立てた洗顔フォームや寝ぐせ直しウォーターを使っていただきながら「身だしなみ」を整えていただきました。

 参加者全員で賑やかに行えたことで、皆さんがお互いの「身だしなみ」を確認し合っている姿がとても印象的でした。
 今回も大変明るく楽しい雰囲気の中で開催することができ、明日からの「身だしなみ」へお役立ちできたのではないかと思います。
 ご協力いただいたスタッフの皆さま、ありがとうございました。

 


[コメント] 社会福祉法人 いずみ野福祉会 シュレオーテ 藤原靖子さま2017-0907midashinami_02.jpg

 「身だしなみ教室」を開催していただき、ありがとうございます。マンダムさまには特別講師として、毎年お世話になっています。
 シュレオーテの男性の利用者の方々を対象にした講座で、実際に商品を使い、「ひげそり」「洗顔」「汗ふきシート」などの体験をしました。商品を手に取った利用者は「はやく使ってみたい!」と言わんばかりに、紙袋から早々と取り出しているのがとても印象的でした。
 毎年教室を開いていただいていることで、さまざまな体験にも自信が見えてきたように思います。特に洗顔では、泡をしっかり手のひらで作って顔をやさしく洗うなど、丁寧に教えてもらった方法と同じようにできている利用者がたくさんいました。
 また、体験後の感想では、「あ~気持ちいい」や「すっきりした!」などの声があり、身だしなみを行う気持ち良さを感じることができているようでした。
 後日、参加した利用者と講座の振り返りとして、体を動かし汗をかいた時に、汗拭きシートを使ってみました。「すーっとする」「気持ちいい~」と表情が和らぎ、クールダウンすることができました。
 利用者たちが「かっこいい青年になりたい!」と思えるような楽しい雰囲気で学ぶことができる素敵な講座となりました。ありがとうございました。

 

2017年8月30日

コミュニティ参画・発展/教育支援の取り組み

中学生の職場体験「トライやる・ウィーク2017」に協力しました。

201765日(月)から69日(金)までの5日間、福崎工場(兵庫県神崎郡)にて、中学生の職場体験「トライやる・ウィーク」を実施しました。

 兵庫県教育委員会では、中学生の地元企業への職場体験「トライやる・ウィーク」を1998年から企画実施されており、福崎工場ではその受け入れ先として、初年度から継続して協力しています。

 トライやる・ウィーク実施の主旨は、中学生が職場体験、福祉体験、勤労生産活動など、地域でのさまざまな体験活動を通じて、地域に学び、共に生きる心や感謝の心を育み、自立性を高めるなど、「生きる力」の育成を図ることにあります。また、トライやる・ウィークへの取り組みを通じて、学校、家庭、地域社会の連携を深め、社会全体で子どもたちの人間形成や社会的自立の支援を行なうことで、子どもたちを中心とした地域コミュニティの構築へと発展することも期待されています。

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   今年も、4名の中学生(福崎西中学校2名、香寺中学校2名)からの体験希望があり、福崎工場で5日間の実習を受けていただきました。実習では、福崎工場の概要説明、工場ルールや安全教育の講義を受けた後に、秤量作業や、「容器出し」、内函(3箇箱)入れ、品質検査などを体験いただきました。慣れない作業や、実際にお店で売られるものを作っているというプレッシャーもあり、疲れもあったかと思いますが、楽しく取り組まれている様子でした。

 実習の総括では、マンダムにおける「お役立ちの精神」とあわせて、会社に来て働くことだけが仕事なのではなく、家で食事が用意されていたり、勉強道具が普通に揃っていたりなど、日常で当たり前だと思っていることは、実は大人による「仕事」によって与えられていたものである、ということをお話させていただきました。

 生徒の皆さんの感想では、「仕事にはさまざまな人が関わっていることがわかった」、「チームワークがいる仕事だった」「今回の体験を活かして、影から誰かを支えられるようになりたい」など、いろいろな体験をとおして、さまざまな気づきがあったようでした。

後日、生徒の皆さんから校内新聞と丁寧なお手紙をいただきましたので、ご紹介させていただきます。こちらこそ、ありがとうございました。

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2017年8月30日

コミュニティ参画・発展/教育支援の取り組み

公益財団法人西村奨学財団の第18期奨学生35名による工場見学を実施しました。

 2017年6月29日(木)に公益財団法人西村奨学財団の第18期奨学生35名が福崎工場(兵庫県神崎郡)を見学しました。

 公益財団法人 西村奨学財団(以下、西村財団)は、南西アジア・東南アジア・東アジア諸国・地域からの留学生や招へい教員に対して奨学金の援助を行うことにより、より充実した勉学・教育および研究を継承させることを目的に、株式会社マンダム前社長の故西村育雄によって1999年に設立されました。現在は、現 代表取締役社長 執行役員の西村元延が理事長を務めています。
 奨学金給付のほかに、社会見学(福崎工場の見学)、日本文化への理解を深めるための夏季研修旅行や、奨学金支給期間終了学生を対象とした懇談会の実施等を行っています。また、当財団の事業内容を奨学生や指定大学等に周知するため、機関紙「菜の花」を発行しています。
 西村財団の収入はマンダム株の配当金によって成り立っており、こうした奨学財団としては比較的高い水準の奨学金を支給しています。

参考:NISF 公益財団法人 西村奨学財団

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 福崎工場の見学は、商品の生産現場における技術や環境対策に関する理解を深めていただき、今後の参考にしていただくことを目的に、年1回の恒例行事として実施しています。今回は、インドネシア、韓国、タイ、台湾、中国、ベトナム、マレーシア、モンゴルなど多様な国と地域からの合計35名(男性16名・女性19名)の奨学生が参加しました。

 当日、奨学生の方々は、マンダムグループの海外進出の歴史やグループ生産拠点の一つとしての福崎工場の機能や役割、品質管理に関するポリシー、安全や環境対策などについて学んだのち、見学用の白衣に着替え、工場内の主要な生産ラインを見学しました。

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 見学を終えて昼食を取った後、質疑応答の時間を設けました。奨学生の皆さんは、製造工程や品質管理において機械化が進む中、より人の目や知恵が重要になる理由、安全対策に関する具体的な取り組み、発生するゴミのリサイクルなど、工場での仕事や仕組みについて積極的に質問していました。

 奨学生の皆さんは、自身の研究活動の説明、将来の夢や仕事等、個人的な会話でも盛り上がっており、今回の機会を通じて、留学生同士の仲も深まったようでした。

 マンダムでは、こうした海外からの留学生との取り組みや対話を通じて、多くの可能性を秘めたアジアの若者との交流を深め、各国の発展に貢献できる人財の育成に少しでもお役立ちできるよう、今後も努めてまいります。

 

2017年8月30日

コミュニティ参画・発展/教育支援の取り組み

支援学校にて「身だしなみ教室」を開催しました。

 マンダムでは、知的障がいのある方の自立支援の一環として、就労するにあたり社会で必要とされる“身だしなみ”を身につけていただくことを目的に、2004 年度より「身だしなみ教室」を継続的に実施しています。
 2017年6月と8月には、以下の支援施設さまで「身だしなみ教室」を開催しました。

  • 2017年6月16日(金)  L’s College おおさか(参加者:24名)
  • 2017年8月 4日(金) 大阪手をつなぐ育成会 支援センター中(参加者:44名)

 

 L’s College おおさかさまで受講いただいた24名の方々は、支援学校高等部を卒業して1年目で、現在、社会人として必要な基礎学力をさらに深めるために学ばれています。また、大阪手をつなぐ育成会 支援センター中さまで受講いただいた44名の方々は、自立した日常生活や社会生活に向けて、その知識や能力向上のために必要な訓練を受けておられます。

 

 開催にあたり、それぞれのご担当者さまと事前打ち合わせを行いました。L’s College おおさかさまでは、社会生活に必要な心構えである「身だしなみ」について、そして「おしゃれ」との違いについて、しっかり理解してもらえるように講義内容を組み立てることになりました。また、大阪手をつなぐ育成会 支援センター中さまでは、化粧品を使って「身だしなみ」を整える実体験を中心に講義内容を組み立てることになりました。

 講義冒頭で、「本日の身だしなみチェック」を自身の顔をじっくりと鏡を見て確認しながら、目ヤニはついていないか、鼻毛はでていないか、今日歯磨きや洗顔を行ったかなどをチェックし、「身だしなみ」について理解を深めてもらいました。また、化粧品を使って「身だしなみ」を整える実体験では、洗顔フォームを使って「正しい洗顔方法」を全員体験いただき、そして「汗をかいた時の対処方法」として、デオドラントスプレーやフェイス及びボディペーパーを使用し、顔や体の汗のベタつき拭き取り方を学んでいただきました。

 参加された皆さまは大変明るく、そして積極的に取り組まれ、翌日には「身だしなみ教室」で学んだことを行動に移された方々もおられ、これからの社会生活に向けて、お役立ちできたのではないかと思います。

 開催にあたりご協力いただきました L’s College おおさか の先生の皆さま、大阪手をつなぐ育成会 支援センター中 のご担当の皆さま、ありがとうございました。

 


[コメント]L’s College おおさか 山野友嗣さま20170616_lscollege_02.jpg

 本校では、新年度に3年連続で「身だしなみ教室」と題してマンダム様に外部講師としてお世話になっています。今年も新入生の男子生徒、女子生徒に対してたくさんの商品をご用意していただき感謝しております。講師の方々には生徒一人一人に寄り添い、丁寧でわかりやすい指導をしていただきました。
 講座では、楽しく学べる雰囲気の中、洗顔の大切さや「身だしなみ」と「おしゃれ」の違いなどを教えていただきました。映像を見たり洗顔の実践で学んだりと生徒たちは、笑い声も溢れ笑顔で積極的に取り組んでいました。また、本校でも手洗いの仕方や感染症についての授業なども取り組んでいるので、関連した取り組みができました。生徒たちもより深く関心を持つことができたと感じています。
 最後にお話をしていただいた「笑顔であいさつ」という言葉は将来、社会へ羽ばたいていく生徒たちに常に意識していて欲しい思いであり、生徒たちにとって非常に意義のある講座となったと思います。ありがとうございました。


[コメント]大阪手をつなぐ育成会 支援センター中 三上江利子さま20170804_osakaikuseikai_02.jpg

 支援センター中は、就労継続支援B型と生活介護の併設型の事業所です。
 本センターでは、初めてマンダム様へ「身だしなみ教室」の開催をお願いし、当日は男女一緒に、午前、午後の2回に分けて「身だしなみ教室」を行っていただきました。
 洗顔フォームは、見た事があっても使用した事がない方、スキンローション、寝ぐせ直しウォーター、ボディペーパーは触った事もない方々が多かったと思います。洗顔フォーム、スキンローション、ボディペーパー体験後は「さっぱりした」「肌がスベスベになった」、女性の方は「美人になった」と、それぞれ感想を持たれた様子でした。
 「身だしなみ」って何?と、思っていた方々も、後日、頂いた商品を「家でも使っている」と嬉しそうに話してくれて、この様な機会を下さったマンダム様、そして分かりやすく親切に説明、指導して下さった講師の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

 

2017年7月21日

コミュニティ参画・発展/教育支援の取り組み

関西大学高等部さま「持続可能な開発目標(SDGs)」について考える特別授業に協力しました。

 2017年6月20日(火)、関西大学高等部さまの「大阪フィールドワーク」に参加し、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」について考える特別授業に協力しました。

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 文部科学省では、グローバルリーダー育成に資する教育を通して、生徒の社会課題に対する関心と深い教養、コミュニケーション能力、問題解決力等の国際的素養を身に付け、将来、国際的に活躍できるグローバルリーダーの育成を図る「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」事業を平成26年度より推進されています。
 SGH指定校である関西大学高等部さま(大阪府高槻市)では、国際理解教育の要素を融合させながら幅広い分野を網羅して学ぶ“探究学習”の実践により、課題の発見・解決に取り組み、またその内容や範囲を徐々に広げ、最終的には世界に目をむけることを通じて、グローバルリーダーとして活躍するための素養を養う取り組みを実施されています。

 今回、関西大学高等部さまの初めての試みとして、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」をテーマに、高等部2年生(約150名)と複数の企業・団体とが対話・意見交換を行う特別授業を開催されるということで協力のご依頼があり、マンダムは、前半の全体講義と後半の分科会を担当しました。

 生徒約150名が受講する前半の全体講義では、CSR(企業の社会的責任)について触れながら、SDGsと持続可能な社会の実現にむけたわたしたちの役割について説明させていただきました。講義の内容については、後半の分科会につながるように、SDGsの背景にある、普段の生活のなかでは気付かないさまざまな社会・環境問題、そしてその解決にむけて取り組んでいる日本の企業や団体の取り組みについて、できるだけ多くの事例を紹介するようにしました。

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 また、後半の分科会では、SDGsの各目標ごとに分かれ、企業や行政、NGO/NPO、大学教授など多様な方々が、研究テーマに選択した生徒との対話・意見交換を実施しました。わたしたちマンダムは、「目標12:つくる責任つかう責任」を担当しました。

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 参考:関西大学高等部WEBサイト【高等部2年】プロジェクトゼミ 大阪フィールドワークを実施しました

 

 関西大学高等部さまの今回の取り組みに参加させていただいたことで、若い世代の意見や考え方について、彼ら/彼女らから直接話を聞くことができたこと、また、参加された他の企業やNGO/NPO、大学の方々からも色々とお話を聞かせていただくことができました。
 今後も、こうした社外の方々や若い世代の方々との接点を通じて、多様な意見をうかがいながら、社会からの期待と要請に応え続けるCSRと持続可能な社会の実現にむけてお役立ちしていきたいと思います。
 今回の取り組みにお声掛けをいただきました関西大学の関係者の皆さま、ならびに生徒の皆さまや色々とご意見をいただきました方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。

 


[コメント] 関西大学 中等部 高等部 SGH推進部 主任 松村湖生さまprofile_photo_kusgh_20170620.jpg

 本校は2014年にSGH(スーパーグローバルハイスクール)に指定され「持続可能な地球環境の構築に対するイノベーターの育成」を構想テーマとし、探究活動を中心とした取り組みを行っております。
 1年生の生徒たちは身近なところから課題を発見し、それを探究する作法を学び、グループで課題解決の活動を行います。2年生では個人のテーマになり、その課題について日本の強みとともに海外との比較をしながら、グローバルな視点で探究し、研究論文を書いていきます。

参考:関西大学高等部WEBサイト 教育内容・進路 > スーパーグローバルハイスクール

 
 今回のSDGsの特別授業は、参加した生徒たちにとって地球規模で課題を見つけるきっかけになればと期待して開催させていただきました。今回の特別授業が大成功に終わったこと。株式会社マンダム様をはじめとして、参加してくださった多くの方に心から感謝申しあげます。

 

2017年6月7日

ステークホルダー・ダイアログの取り組み

「パリ協定・脱炭素社会の実現にむけた企業の対応」についての自主勉強会とダイアログを開催しました。

 2017年4月27日(木)、日経BP社 副編集長 日経エコロジー 編集の馬場未希さまにご協力をいただき、「パリ協定の発効後、グローバル企業はどう動いているか」をテーマにしたご講演と、環境推進委員会・分科会メンバーを中心とした選抜社員とのダイアログ(対話・意見交換)を開催しました。

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 わたしたちは、多様で幅広いステークホルダーの皆さまからの期待や要請を事業活動に反映させるため、マンダムグループCSR重要課題のテーマに基づき、有識者や研究者など社外の方々にご協力いただき、勉強会やダイアログを実施しています。
 今回の取り組みは、以下のマンダムグループCSR重要課題、およびグローバル企業として尊重すべき国際行動規範や社会の持続可能な発展にむけた国際社会の枠組みを踏まえて開催しました。

~マンダムグループCSR重要課題~
課題No.06: 製品・サービスの環境配慮
課題No.07: 脱炭素社会にむけた取り組みの推進(第2版:2017年2月改訂)
課題No.13: 新しい社会のパラダイムの感知と貢献

~国連グローバル・コンパクトの10原則~
原則7: 環境上の課題に対する予防原則的アプローチを支持すべきである。
原則8: 環境に関するより大きな責任を率先して引き受けるべきである。
原則9: 環境に優しい技術の開発と普及を奨励すべきである。

~アジェンダ2030 「持続可能な開発目標(SDGs : Sustainable Development Goals)」~
目標12: つくる責任つかう責任 「持続可能な消費と生産のパターンを確保する」
目標13: 気候変動に具体的な対策を 「気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る」

 

[背景と目的]

 2015年11月30日から12月13日までパリで開催された国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)にて気候変動抑制に関する多国間の新たな国際的な枠組みである「パリ協定」が採択され、その後、各国が批准の手続きを完了し、2016年11月4日にパリ協定が発効されました。

 マンダムでは、2017年2月に開催したCSR推進委員会にて、CSR重要課題(初版14項目)の進捗状況を確認するとともに、国際社会の最新動向を踏まえたテーマの見直し(第2版)を行い、長期目標の設定と今後の考働計画を決定しました。
 ただし、グローバル企業として実効的にCSR重要課題を推進するためには、わたしたちを取り巻く社会・環境課題を、全社員が地球規模の視点で捉え、自分ごと化して理解しなければなりません。
 また、ある有識者の言葉を借りれば、長期的に企業が健全な成長を持続しながら社会から支持され続けるには、未来から選ばれる企業としての「品格」を経済・社会・環境の三位一体で考え、体現し続けることが必要です。
 特に、パリ協定を中核とした気候変動対策は、社会から期待・要請される企業対応の範囲も広いほか、最近のESG投資の拡がりでも確認できるように、社会的責任を重視する投資家の皆さまからも注目されているテーマです。

 以上を踏まえて、今回は、数多くの取材活動や経済産業省の海外展開戦略タスクフォースメンバーなどのご経験を通じて、パリ協定や企業の取り組みについて詳しい日経BP社の馬場未希さまにご協力をお願いし、自主勉強会とダイアログを開催しました。


[馬場未希さまプロフィール]seminar_0014_170427_c2.jpg

日経BP社
副編集長 日経エコロジー 編集
2015年11月30日から12月11日までパリで開催された「気候変動枠組条約 第21回締約国会議(COP21)」では、日経BP社のCOP21特派員として現地を取材。
約15年の記者生活を通じて、さまざまな企業を取材されたほか、経済産業省「海外展開戦略タスクフォースメンバー」として、政府・官庁の取り組みにも協力。


 

[自主勉強会について]

 マンダムでは、社員が自主的に設定したさまざまなテーマで自主勉強会を開催しています。今回の取り組みでは、より多くの社員に受講を促すため、この自主勉強会の枠組みを活用して馬場さまによる講演を開催したところ、当日は140名以上の社員が参加しました。
(事前参加希望調査 144名:本社113名、福崎工場8名、青山オフィス23名)

~ご講演の主な内容~

  1. 温暖化対策とはなにか
  2. 世界で取り組む温暖化対策
  3. グローバル企業の動き 
  4. グローバル企業に求められる対応
  5. B to C企業に求められる対策の例

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 温暖化の主な原因は、温室効果ガス、特にCO2の排出であり、CO2の削減には、「化石資源の使用を減らすこと」と「森を育てながらうまく使うこと」の2つの対応が必要であり、これからの企業は、事業活動の全体を通じて、(1)省エネをする、(2)再生エネルギーを使う、(3)石油、石炭、ガスの使用量を減らすという3つの取り組みを推進しなければなりません。

 特に、わたしたちのような化粧品や日用品などの製造・販売業では、(3)石油の使用量を減らすために、製品の中味や容器・包装、物流資材や販促物などで使用される石油由来の原材料を減らすこと、そして、消費者との強いチャネルを活かしてエコ・プロダクツの価値を消費者に伝え、消費者と一緒にステップアップを図ることが、今後のコンシューマ・グッズ・メーカーの重要な取り組みとして解説されました。

 また、企業として取り組みを推進するには、まず自分たち(経営者と従業員)が「どんな企業になりたいか」を決め、「等身大の自分」を知り、「目指す企業像」と「社会からのニーズ」とを照らし合わせ、「改善したいところを探す」ことが必要であり、自社の事業や製品のライフサイクル排出量を「見える化」させて全社・各事業部で対策を検討すべきと、スコープ3の取り組みの有効性について示唆されました。

 パリ協定や脱炭素社会の実現など非常に難解なテーマをご依頼させていただいたにも関わらず、馬場さまからのわかりやすく丁寧な解説、国内外の先進企業による優良事例や具体的な取り組みの紹介を数多く盛り込んでいただき、非常に有意義な自主勉強会になりました。

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[ダイアログについて]

 自主勉強会の終了後、馬場さまを囲んで、以下の選抜社員のメンバー(10名+オブザーバー6名)によるダイアログを実施しました。

~ダイアログ社員参画メンバー~

  • 北村 達芳 (オブザーバー/取締役 専務執行役員)
  • 椿原 操 (オブザーバー/執行役員 技術開発センター研究所長)
  • 内山 健司 (オブザーバー/執行役員 GBマーケティング本部長)
  • 隈元 義春 (オブザーバー/福崎工場 次長)
  • 前川 貴志 (オブザーバー/CSR推進部 部長)
  • 米田 実 (オブザーバー/CSR推進部 CSR推進室 室長)
  • 汐見 悦志 (技術開発センター 技術管理室)
  • 蓮池 和夫美 (商品戦略部 課長)
  • 山口 寛 (商品戦略部)
  • 村治 得人 (購買部 部長)
  • 塩見 祐子 (購買部 購買開発課)
  • 木田 厚 (総務部 部長)
  • 内田 典克 (福崎工場 生産業務課)
  • 山崎 貴史 (技術開発センター 包材開発室 室長)
  • 豊永 雅士 (CSR推進部 CSR推進室)
  • 西山 掌 (ファシリテーター/CSR推進部 CSR推進室)

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 ダイアログでは、参画メンバー各自から前半の自主勉強会の内容を受けての感想やコメント、質問点などを述べ、馬場さまからコメントをいただく形で進めました。

 総務部と福崎工場からは、ここ数年で行った本社や工場での設備投資や最新機器への入れ替えなどが消費電力(スコープ2)の削減につながった状況を説明した上で、今後、さらなる電力消費や化石燃料の使用量の削減につながる取り組みや考え方について説明しました。なお、オフィスビルや工場などにおける再生エネルギー(RE)の使用については、最近のグローバル企業によるRE100の取り組みを例として解説され、自社での太陽光発電の設備投資では物理的にも限界があるため、現時点ではグリーン電力証書の活用が現実的ではないかとのアドバイスをいただきました。

 その後、事業活動や製品のライフサイクルの全体(原材料の調達から商品の使用時、使用後の廃棄まで)を通じたCO2排出削減など「スコープ3」についての話題になりました。
 マンダムでは、紙パックやパウチによる詰め替え商品、環境負荷の低減とコストダウンを両立させた容器や梱包材の減量、モーダルシフトなどの取り組みを早くから推進してきましたが、生活者による製品の使用時や使用後の廃棄までのCO2排出量の算出やバリューチェーン全体でのCO2排出削減の取り組みまでには至っていませんでした。
 2017年2月に見直したCSR重要課題(第2版)の考働計画でも「スコープ3の算出」を盛り込んでいますが、今回のダイアログにより、その重要性を参画者一同で改めて確認しました。

 また、今回のダイアログを通じて、広い視野でCO2削減を捉えて取り組みを考えること、そして、コミュニケーション活動を通じた生活者への情報提供の重要性についても学ぶことができました。たとえば、「ギャツビー パーフェクトクリアシャンプー」は、「整髪料を一度で洗い落とす」という機能を訴求しています。水の使用量の削減はCO2削減にもつながり、こうした「ストーリー」、「技術力」、「快適さ」の3つの要素を兼ね備えたエコ・プロダクツの情報を生活者に伝えることで、社会全体の倫理的(エシカル)消費や環境意識の啓発を図ることも企業の社会的責任の一つであるとの示唆をいただきました。

 最後に、参画者からの意見や悩みとして一番多かったのが、環境活動とコストとの両立についてでした。環境取り組みがコストアップにつながる場合、現場担当のレベルでは判断が出来ないといった、いわゆるトレードオフの問題でした。馬場さまによると、「環境先進企業として名高い企業でもコストが合わない取り組みをするのは稀であり、多くの環境取り組みはコストダウンなど経済的なメリットも両立させながら実施しています。大切なのは、考えることを止めずに安くできるような仕掛けをつくりながら、やれることから確実にやっていくこと。また、初期投資のコストのみで判断せず、今後のランニングコストの削減、エコ・プロダクツとして市場や生活者からの支持など、長期的な視点での判断が重要」とのことでした。

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[馬場未希さまコメント]0286_170427_c2.jpg

 ダイアログに出席された社員の方の真摯な様子に圧倒されました。役職や職掌、世代を問わず、会社と自分たちの製品を愛し、同時に地域や地球の環境をどうしたら守れるのかについて、真剣に考えていることが感じられ、大変感銘を受けました。
 2015年に国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)が開かれ、国際社会が2020年以降の温暖化対策を定めた「パリ協定」に合意しました。この協定は、各国・地域政府が取り組む温暖化対策をまとめた内容ながら、世界中のあらゆる業種の民間企業がこの協定の精神に共鳴し、自ら積極的に対策に取り組むことを表明しています。米国政府がパリ協定からの離脱を表明しようとも、世界の企業の歩みはとどまることがないでしょう。
 こうした国際動向をダイアログ出席者の方と共有しながら、日頃のものづくりの現場において、あるいはお客さまの手に渡った製品が、世界の温暖化防止の歩みにどのように貢献できるのかについて活発に議論しました。工場の省エネ、水使用量などの環境負荷を抑えられる洗髪料の開発、容器包装のコンパクト化などを通じた自分たちの取り組みを、いっそう進化・深化させるためのアイデアがたくさん飛び出しました。また、取り組みを進める上での率直、真摯な悩みや疑問を多数、共有できました。
 いずれもすぐに実施できるアイデアや、解決できる課題ではないかもしれません。とはいえ、温暖化対策というテーマをマンダムの成長の機会やリスクと捉え、これからも社内で、積極的な議論と取り組みがなされることを期待します。 


 

[自主勉強会とダイアログを終えて]

 昨年(2016年5月)に開催した消費者課題についてのダイアログの中でも、高い品質と安い価格(コストダウン)とのトレードオフの悩みが多く出ましたが、有識者としてお招きした同志社大学大学院の藏本教授より、「技術力・開発力の持続的な向上」、「風通しの良い企業風土」、「消費者を最重視した判断ができる人財の育成」、「消費者団体との積極的な交流」、「消費者教育への貢献」など、トレードオフの壁を突破するためのアドバイスをいただきました。
 今回の自主勉強会とダイアログを通じて、馬場さまからアドバイスをいただいた「売れる・評価されるエコ・プロダクツに必須な要素」である「ストーリー+技術力+快適さ」を追求する取り組みも、トレードオフの思い込みによる思考停止に陥らないためのポイントだと理解しました。

 今後も、未来に選ばれる企業としての「品格」を追求しながら、「経済・社会・環境の三位一体」の実現にむけて、CSRの推進に努めてまいりたいと思います。

 最後になりましたが、日経BP社の馬場さまを始め、今回の自主勉強会とダイアログの実施にむけてご協力いただいた全ての皆さまに感謝申し上げます。ありがとうございました。

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2017年5月11日

消費者課題/お客さまとのコミュニケーション

マンダムWEBサイト商品情報ページの商品詳細情報として「全成分情報」の公開を開始しました。

 マンダムでは、お客さまの声を事業活動に活かして、生活者の視点で、製品とサービスのベネフィット(利便性)の向上や安全・安心の確保などを追及し、日々、考働しています。

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 2016年度にマンダムのお客さま相談室にいただいたご相談やお問い合わせは13,126件でした。そのうち、成分に関するお問い合わせは約900件となっています。

 商品には、スペースの関係で容器自体に全成分表示のないもの(台紙や外箱などに表示)や、詰め替え後に容器を処分してしまうケースもあり、これらのお問い合わせには、これまでお客さま相談室で個別に対応していましたが、電話受付時間外は回答に時間がかかり、誤飲やアレルギーなどの緊急時にお客さまが速やかに成分情報を得ることができないといった状況がありました。

 このような背景から、お客さまへのお役立ち推進の一環として、以下の目的で、2017年4月28日よりマンダムの公式WEBサイト上でも「全成分情報」を公開することにしました。

 

[目的]

  • 健康トラブル(皮膚症状、誤飲、アレルギーなど)発生時に受診される際、速やかにお客さまが全成分情報を取得できる。
  • お客さまのお問い合わせ(電話、メール)に関わるお手間を省くことができる。

 

[ご注意]

  • マンダムWEBサイトの商品情報に掲載している「医薬部外品」および「化粧品」に該当する商品を対象に全成分情報を掲載しています。
  • 新製品の発売時期にあわせて、年2回(4月、10月ごろ)の情報更新を行います。
  • 商品の改良などにより成分を変更する場合がありますので、必ず、お手持ちの商品に記載している「販売名」とWEBサイトの該当商品の「全成分情報」に掲載されている「販売名」とをご確認ください。
  • 「医薬部外品」の場合は、「医薬部外品」の表示があり、商品名とは別に「販売名」の表示があります。
    販売名」にはアルファベットの記号が末尾についている場合があります。
  • 「化粧品」の場合は、商品名が「販売名」になります。
    販売名」にはアルファベットの記号が末尾についている場合があります。
  • お手持ちの商品とマンダムWEBサイトの「全成分情報」ページに公開されている商品とで「販売名」が異なっている場合は、マンダムWEBサイトの「商品に関するお問い合わせ」 ページ、または下記までお問い合わせください。
    株式会社マンダム お客さま相談室 0120-37-3337
    平日 9:30~17:00 (土・日・祝日を除く)

 

 ちなみに、「販売名」とは、販売名の表示は法定表示の一つで、医薬品医療機器等法の規定に基づく承認を受けた名称、または届け出をした名称のことです。詳しくは、下記をご参考ください。

参考:よくあるご質問・お問い合わせ、 容器・表示について 「販売名とはなんですか?」

 

 マンダムでは、今後も、「健全で安全・安心な消費社会の構築」と「消費者志向経営の推進」をより一層進め、「消費者市民社会の実現」を目指した取り組みを推進してまいります。

2017年5月11日

コミュニティ参画・発展/動物実験代替法の取り組み

「マンダム動物実験代替法国際研究助成金公募」の第10回助成テーマが決定しました。

 株式会社マンダムでは、動物愛護の考えのもと、動物実験代替法の開発に取り組んでいます。その研究の一環として、2007年度より日本動物実験代替法学会の全面的なご協力のもと、「マンダム動物実験代替法国際研究助成金公募」を行っています。

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 今回(2017年度)で第10回となる「マンダム動物実験代替法国際研究助成金公募」は、2016年11月1日から2017年1月31日まで募集を行いました。

参考:2016年10月27日ニュースリリース 「第10回マンダム動物実験代替法国際研究助成金公募」を開始

 

 厳正な審査の結果、今回の研究助成交付は、以下の2件に決定しました。
詳しくは、下記のニュースリリースをご参考下さい。

参考:2017年5月10日ニュースリリース「第10回マンダム動物実験代替法国際研究助成金公募」助成テーマ決定

 

以下、敬称略にて掲載させていただきます

  1. 杉浦 慎治
    国立研究開発法人 産業技術総合研究所 創薬基盤研究部門
    (研究課題) 圧力駆動型マルチスループットOrgans-on-a-chipプラットフォームの構築
     
  2. 臼井 健二
    甲南大学フロンティアサイエンス学部
    (研究課題) 難水溶性物質の評価が可能なペプチドビーズを用いた簡便な皮膚感作性試験法の開発

 

 上記のテーマにつきましては、2017年4月より研究助成を開始しています。

 なお、「第11回マンダム動物実験代替法国際研究助成金公募」の実施についても、現在検討中です。詳細が決定しましたら、ニュースリリースなどでご案内いたします。

2017年4月25日

労働慣行/人財育成や教育に関する取り組み

2017年度 新入社員研修にてCSR・サステナビリティ研修を実施しました。

 2017年4月3日(月)、2017年度新入社員研修にて、CSR・サステナビリティに関する研修を開催しました。

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 マンダムでは、人財育成の基本教育の一環として、入社時に約3週間の新入社員研修を実施しています。
 3週間の研修期間は、代表取締役社長執行役員の西村からの講義も含め、マンダムグループの企業理念やビジョン、これまでの歴史や事業活動の内容、社規社則や化粧品に関する基礎知識などに加え、福崎工場での生産実習や安全衛生教育、社外の人財教育の専門会社を活用したビジネスマナーなど多岐にわたる内容を学びます。

 その後、各部署への配属後は、上司や先輩社員(ブラザー/シスター社員)などから日々の業務(考働)を通じた指導(OJT:On the Job Training)を受けながら、実務に必要な知識やスキル、マナーなどについて習得します。
 また、入社後3年間は、毎年10月に2日間のフォロー研修を実施し、社会人として必要なスキルの習得と確認を行いながら、社会人およびマンダムグループの社員としてふさわしい人財の育成とマインドの形成を目指します。

 

 今回は、新社会人として初めての出社日だった4月3日(月)にCSR・サステナビリティに関する研修を開催し、新卒の新入社員25名と2016年度の中途採用社員13名の合計38名の社員が受講しました。

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  研修は2部構成にて行い、前半は「CSR・サステナビリティの基礎知識とマンダムグループの事業活動」をテーマに、CSRとサステナビリティに関する基本的な考え方、国連グローバル・コンパクト持続可能な開発目標(SDGs)などの国際社会の枠組み、国際社会や企業の事業活動の各段階で発生している人権や環境の問題と最新動向の紹介、マンダムグループと社会・環境課題との関わりなどについての講義を行いました。

 また、後半は、マンダムグループ社員が常に遵守すべき考働原則の一つである「生活者発・生活者着」をテーマに、生活者の安全・安心を最優先とした品質保証の考え方やお客さまからの声を事業活動に活かす取り組みの重要性など、マンダムグループCSR重要課題の中核である消費者課題についての講義を行いました。

 

 新入社員は、将来のマンダムグループの事業活動の発展を支える人財であるのみでなく、今後の持続可能な社会の実現に貢献する人財の一員といえます。

 今後も、こうした人財育成の取り組みも活用しながら、CSR・サステナビリティの重要性についての理解を深めるとともに、微力ながら、持続可能な社会の実現にむけたマンダムグループらしいCSR活動を推進してまいります。

 

2017年4月11日

労働慣行/従業員満足(ES)と多様性の確保

在宅勤務制度の導入にむけて社内にて「働き方改革の実践としてのテレワーク」についての勉強会を開催しました。

 2017年3月14日(火)、株式会社ワイズスタッフ株式会社テレワークマネジメント 代表取締役の田澤由利さまにご協力いただき、「働き方改革の実践としてのテレワーク ~『時間あたりの生産性』と『労働参加率』の向上~」をテーマにした社内勉強会を開催しました。

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 マンダムでは、社員が長期にわたって、いきいきと活躍できる会社を目指し、2008年度より社員のワーク・ライフ・バランスの実現にむけた取り組みを進めてきました。

 今回の勉強会は、2017年4月1日からのマンダムでの「在宅勤務制度」の導入を踏まえて、同制度の正しい理解と運用の促進を目的として開催し、執行役員 専務取締役の北村、執行役員 人事部部長の三戸などを含めた社員110名(大阪本社81名、東京19名、福崎工場10名)が参加しました。

参考:2017年4月3日 ニュースリリース 「働き方改革の一環として、在宅勤務制度を導入」

 

 テレワーク(Telework)の「テレ(Tele)」は、テレパシー(Telepathy)、テレホン(Telephone)のテレと同じで、「離れた場所で」という意味があります。「ワーク(work)」は仕事。「テレワーク」とは、この2つを組み合わせた言葉で、「ICTを活用し、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方」のことです。
 今回の勉強会では、テレワークの第一人者である田澤さまより、今、なぜ日本で「働き方改革」が必要なのか、テレワークがもたらすメリットとは何か、テレワークを導入するために必要なこと、また、今後の働き方改革の推進と優秀な人財確保のために見直しが必要なこれまでの労務管理のあり方や評価の考え方などを、国内外の最新情報も含めて、分かりやすくご説明いただきました。

 勉強会の終了後、人事部より「マンダム在宅勤務制度」の概要や今後の方針などについて説明を行いました。

 

 マンダムでは、多様な社員一人ひとりが働きやすく、また、能力を最大限に発揮できる働きがいのある職場の環境づくりに、今後も引き続き取り組んでまいります。

 


 ~田澤由利さま プロフィール~

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株式会社ワイズスタッフ代表取締役、株式会社テレワークマネジメント代表取締役
奈良県生まれ、北海道在住。上智大卒業後、シャープ(株)でパソコンの商品企画を担当していたが、出産と夫の転勤でやむなく退職。 子育て中でも地方在住でも仕事をしたいと、3人の子育てと夫の転勤による5回の転居を経つつ、パソコン関連のフリーライターとして自宅で働き続けた。
1998年、夫の転勤先であった北海道北見市で「在宅でもしっかり働ける会社を作りたい」と株式会社ワイズスタッフを設立。さまざまな業務を受託し全国各地に在住する120人のスタッフ(業務委託)とチーム体制で業務を行っている。
2008年には、柔軟な働き方を社会に広めるために、株式会社テレワークマネジメントを設立。東京にオフィスを置き、企業等へのテレワーク導入支援や、国や自治体のテレワーク普及事業等を広く実施している。
平成27年度 情報化促進貢献個人等表彰にて総務大臣賞受賞。
平成28年度「テレワーク推進企業厚生労働大臣表彰(輝くテレワーク賞)」を受賞。
内閣府 政策コメンテーター、総務省 ICT地域マネージャー/地域情報化アドバイザー、厚生労働省 在宅勤務モデル実証事業検討会委員など。


 

2017年3月30日

労働慣行/従業員満足(ES)と多様性の確保

社内にて「仕事と介護の両立支援セミナー」を開催しました。

 2017年1月24日(火)、株式会社インターネットインフィニティーさまにご協力いただき、「仕事と介護の両立支援セミナー」を開催しました。

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 マンダムでは、社員が長期にわたって活躍できる会社を目指し、ワーク・ライフ・バランスの実現に向けた取り組みの一環として、仕事と介護を両立するための支援制度を検討・導入しています。
 今回のセミナーは、社員それぞれが「介護について考える機会」として位置づけ、介護の現状の理解、支援制度の理解促進と利用しやすい職場風土の醸成を目的としたものです。

参考: 2016年7月29日ニュースリリース 「ワークライフバランスの実現に向けた推進活動のひとつとして、介護離職の防止に取り組む」

 

 セミナー当日は、執行役員人事部長の三戸を含めた75名の社員が参加し、講師の武谷美奈子さまから、「仕事と介護を両立するために」をテーマに、具体的な介護への備えや介護のポイントについて講義いただきました。
 介護を一人で乗り切ることは困難であり、一人で抱え込まずに上司や同僚に相談、協力してもらえる体制と職場環境を築くことが大切であることを学び、介護に直面していない社員も仕事と介護の両立について考える良い機会となりました。

 マンダムでは、今後も積極的な情報発信による支援制度の社内周知と運用を行いながら、仕事と介護が両立できる職場環境を目指し、介護離職の防止に取り組んでまいります。

 

2017年3月30日

コミュニティ参画・発展/教育支援の取り組み

立命館大学大学院 生命科学研究科 外国人留学生3名のインターンシップを実施しました。

 2016年10月17日(月)から21日(金)までの5日間、立命館大学大学院 生命科学研究科の外国人留学生3名(インドネシア出身者:2名、タイ出身者:1名)のインターンシップを実施しました。

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 インターンシップでの外国人留学生の受け入れは、マンダムにとって初めての試みとなりますが、今回の外国人留学生インターンシップは、立命館大学大学院 生命科学研究科さまからご依頼を受けたことがきっかけでした。アジア各国を中心に海外展開しているマンダムグループとして、1人でも多くの方にマンダムについて知っていただくこと、また、将来のグローバル人財の育成に繋げたいという思いから実施にいたりました。

 ちなみに、文部科学省では、国際的に魅力のある留学生受入れプログラムを実施する大学から、受け入れる留学生の一部を優先的に国費外国人留学生として採用するプログラムを実施しており、今回、ご依頼のあった立命館大学大学院 生命科学研究科さまの「ライフサイエンス系日系企業へ就職するアジア人材育成プログラム」は同プログラムに採択されています。

参考:立命館大学 HEADLINE NEWS 「文部科学省「平成24年度国費外国人留学生の優先配置を行う特別プログラム」に情報理工学研究科および生命科学研究科のプログラムが採択されました」

 

 1日目は、マンダムグループの理念や歴史、国内と海外での事業の概要などについて紹介し、弊社についての理解を深めていただきました。
 最初、留学生たちは緊張した様子でしたが、会社案内の映像でマンダムインドネシアの紹介やインドネシア語での会話が流れると、談笑しながら興味深そうに説明を聞いていました。また、留学生の中には、マンダム商品を愛用されている方もいたので、マンダムをより身近に感じてもらうことができ、目を輝かせながら次々に質問をされていました。

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 2日目から4日目までは、マンダム技術開発センターにおいて、製品試作から安全性評価まで実際にマンダムで行っている製品開発を経験していただきました。
 午前中はニオイや毛髪、安全性に関する講義で基礎的な内容を学んだ後、午後からはデオドラントペーパー、ヘアワックスの試作、パッチテストなど実務を体験していただきました。留学生たちは、製品を開発するにあたって、何度も試作や安全性試験を繰り返すことの重要性について理解し、モノ作りの大変さを実感されていました。

 最終日は、マンダム基盤研究所が大阪大学に常設している研究室(先端化粧品科学共同研究講座)に移動し、研究開発や皮膚科学についての講義に加えて、実際に細胞を使った顕微鏡観察の実験を行ったほか、インドネシアのバンドゥン工科大学から招へいされていたチャトゥル先生による研究紹介も実施していただきました。この日の研修内容は、留学生が実際に大学で行っている研究内容に近いこともあって、予定時間を過ぎても熱心に様々な質問をされていました。

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 インターンシップの準備中は、英語での説明やハラルへの対応などに不安を抱えながらも、無事に5日間の研修を終えることができました。今回の取り組みのように、企業と学生の双方が文化や言語の違いなどさまざまな刺激を受けることで、将来的なグローバル人財の確保だけでなく、社内のグローバル人財育成にも繋がると思います。

 今後も、このような外国人留学生との交流を積極的に行い、国内外のグローバル人財育成に貢献していきたいと考えています。

 

 インターンシップの終了後、3名の留学生からのご感想と立命館大学大学院さまからのお礼状をいただきました。留学生からの感想については、一部ですが、以下にて紹介させていただきます。

 弊社での経験をこれからの就職活動や社会人生活に少しでも活かしていただければ幸いです。

 


[ご感想]HARISNA Azza Hanif さん

I am very lucky to do an internship in mandom corp. I met many great employees and supervisor who tought me about the company and working culture in mandom. I believe it will be very useful for my job hunting whether in Japan or in Indonesia.
マンダムでインターンシップを経験できたことはとても幸運なことだったと思います。素晴らしい従業員の方々や指導担当者に出会い、会社のことやマンダムでの職場環境についてご指導頂きました。この経験は、日本においてもインドネシアにおいても、私が就職活動を行う際に非常に有益な経験だったと思います。

 


[ご感想]MUANGKRAM Yuttamol さん

Especial thank to Dr. Takeshi Hara, CHIEF, Technical Development Center & All STAFFS at Mandom corp. who gave us a fruitful knowledge about the company & everyday life in company and also the experiences at laboratory scale.
技術開発センター 原先生を始め、マンダムの従業員のみなさんにとても感謝しています。会社について有益な知識を得ることができ、また、職場や研究所での毎日はとても充実していました。

 


[ご感想]PRAMESTI Indah Nur さん

Thank you for the hospitality during our internship at Mandom.I got a lot of knowledge about the cosmetic production and the research development as well. It was an honor for me to do an internship at Mandom Corporation which is an International Company. As a scientist, this internship experience opens my mind about working world and will help me on starting my career. Thank you.
インターンシップ期間中、ご親切にして頂きありがとうございました。化粧品関連の商品知識や研究開発について多くの事を学ぶことができました。マンダムのようなグローバルな会社でインターンシップを経験することができ、光栄に思っています。今回のインターンシップは科学者として海外で働いていきたいと思う、きっかけを与えてくれましたし、今後のキャリアに役立つ経験となりました。ありがとうございました。

 


 [コメント]立命館大学 大学院 生命科学研究科 研究科長 小島一男さま

 ~以下、小島さまより弊社社長の西村宛にていただきました御礼状より内容を抜粋させていただきました~

 この度は、5日間にわたり立命館大学 大学院 生命科学研究科 国費外国人留学生にインターンシップ体験の機会をいただきましてありがとうございました。
 西村様、技術開発センタースキンケア製品開発室の原様、技術開発センター後術管理室の桂田様をはじめ、貴社の多くの皆様のご尽力を賜り、3名の外国人留学生を快く受け入れてくださいましたこと、心より感謝申し上げます。
 受入頂きました3名の学生からは、貴社の皆様に大変よくしていただき、日本企業の仕事、職場の雰囲気を知ることができる貴重な機会になったと笑顔で報告を受けました。
 彼らの表情を見て、貴社でのインターンシップが彼らにとって有意義なものだったことを指導教員始め、職員一同感じました。
 また、彼らはこのインターンシップを通じて、日本で働きたいと強く思ったようで、日本語の学習、研究活動、就職活動に邁進したいとの報告も受けております。
 立命館大学生命科学研究科では、引き続きグローバルに活躍する人材育成に努めていく所存でございます。


 

2017年3月30日

コミュニティ参画・発展/教育支援の取り組み

支援学校(高等部)・高等支援学校 5校さまで「身だしなみ教室」を開催しました。

 2017年1月から2月にかけて、以下の支援学校5校さまで「身だしなみ教室」を開催しました。

  • 1月25日(水) 大阪府立摂津支援学校(高等部) 25名さま
  • 2月  8日(水) 兵庫県立のじぎく特別支援学校(高等部) 16名さま
  • 2月17日(金) 兵庫県立神戸特別支援学校(高等部) 7名さま
  • 2月23日(木) 大阪府立吹田支援学校(高等部) 17名さま
  • 2月28日(火) 大阪府立むらの高等支援学校 24名さま

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 生徒の皆さんは、卒業を目前に控えた3年生や企業自習を控えた2年生など、社会参加に向けて必要な「身だしなみ」を学ぶ目的で参加されました。

 開催にあたり、それぞれの学校の先生と事前打ち合わせを行い、社会に出るにあたっての必要な心構えである「身だしなみ」、「おしゃれ」と「身だしなみ」との違いについて、しっかり理解してもらえるように講義内容を組み立てました。

 講義前半の「本日の身だしなみチェック」コーナーでは、生徒の皆さんに自身の顔をじっくりと鏡を見て確認してもらいながら、目ヤニはついていないか、鼻毛はでていないか、今日歯磨きや洗顔を行ったか、ひげの剃り残しはないかなど、「身だしなみ」について理解を深めてもらいました。
 化粧品を使って「身だしなみ」を整える実体験のコーナーでは、洗顔フォームを使って「正しい洗顔方法」を全員体験いただき、そして「汗をかいた時の対処方法」として、デオドラントスプレーやペーパーを使用し、体や顔の汗のベタつきの拭き取り方を学んでいただきました。

 今回も大変明るく楽しい雰囲気の中で開催することができました。翌日、「身だしなみ教室」で学んだことをすぐに行動に移された生徒さんもおられ、これからの社会生活に向けて、お役立ちできたのではないかと思います。

 開催にあたり、ご協力いただいた支援学校の先生の皆さま、ありがとうございました。

 


[コメント]大阪府立摂津支援学校 高等部 神﨑厚宏さま20170125_settsu.jpg

 本校では毎年この時期にマンダム様から講師に来ていただき、高等部3年生男子を対象に「身だしなみ講習」を行っていただいています。
 実際に商品を使っておしゃれと身だしなみの違いを教わりました。生徒たちは始めて使う洗顔フォームに戸惑ったり、特にワックスを使うときには、一生懸命鏡を覗き込んで髪型を整えたり、友達同士で見せ合ったりして、とても盛り上がりました。
 最後に「何よりも大切なことは笑顔で挨拶」ということを教わり、何のための身だしなみなのか生徒一人ひとりしっかり感じとったようです。ありがとうございました。

 


[コメント]兵庫県立のじぎく特別支援学校 進路指導部 小川 哲さま20170208_nojigiku.jpg

 本校進路学習におきまして、「身だしなみ教室」を開催して頂き、ありがとうございました。
 昨年に引き続き開催して頂きましたが、おかげさまで昨年同様今回も、高等部3年生にとって非常に素晴らしい学習となりました。多様な障害を持っている生徒達それぞれに合わせて、映像や実演を交えて、非常にわかりやすい内容で行って頂きました。
 いろいろなケア用品を興味深く見たり触る生徒、実際に用品を使ってみて感触を楽しむ生徒、笑顔で鏡をのぞきこむ生徒など、生徒達は生き生きと、積極的に参加していました。その中で、『社会生活における「身だしなみ」は非常に大切であり、また「おしゃれ」と「身だしなみ」は異なる』、ということについて、今年度もしっかり理解を深めたと思います。
 講師の方々には、生徒の反応を見ながら本当に丁寧な対応をしていただきました。引き続き、清潔さを大切にする学習を、学校としても取り組んでまいりたいと思います。ありがとうございました。

 


[コメント]兵庫県立神戸特別支援学校 教諭 大林温彦さま

 この度は、本校高等部3年生の生徒のために「身だしなみ教室」を開催していただき、誠にありがとうございました。
 「洗顔の方法」、「汗や体臭のケア」など、社会生活において必要とされる基本的な身だしなみについて、映像を使いながら丁寧に教えていただきました。普段の生活の中で「洗顔フォーム」や「ボディーペーパー」を使用している生徒は少なく、実際に使ってみると、「気持ちいい!!」という率直な感想が多く出るなど、強い興味を示している様子が見られました。
 「身だしなみ」に対する意識はまだまだの生徒が多いですが、今回の講座をきっかけに社会人として必要な「清潔感」を身に付けていってほしいと願っています。ありがとうございました。

 


[コメント]大阪府立吹田支援学校 高等部 原 佳正さま20170223_suita.jpg

 本校では、毎年、卒業式前のこの時期に、高等部3年生を対象に、マンダム様を外部講師としてお招きし、「身だしなみ教室」を開催していただいています。
 講座では、楽しく学べる雰囲気の中、「身だしなみ」と「おしゃれ」の違いを学び、洗顔フォームを使った正しい洗顔方法について映像を見ながら学び、その他スキンローション、おしゃれで使うワックスの体験、デオドラントスプレーやフェイシャルペーパーを体験し、社会生活に必要な「身だしなみ」について、生徒たちは積極的に取り組んでいました。翌日、生徒たちの中には、「洗顔してきました」「デオドラントスプレーを使ってきました」「散髪に行きました」と、実際に行動するという反応がありました。
 講義の最後に、あいさつすることの大切さを伝えていただき、生徒たちにとって非常に意義のある講座になりました。ありがとうございました。

 


[コメント]大阪府立むらの高等支援学校 進路指導部 濱田賢一さま20170228_murano.jpg

 むらの高等支援学校は、平成27年度 4月に大阪府枚方市に、枚方支援学校と併設された府下4番目の高等支援学校です。知的障がいのある生徒が就労を通じて 社会的に自立することをめざす学校です。
 整容に関しては、家庭で実際に洗顔フォームを使用している生徒もいましたが、泡だたせ方や洗う箇所の順番などは、知らない生徒も多く、始めて肌理の細かい泡を立てることができて、感動している生徒もいました。洗顔後は自分や友人の顔が引き締まった顔になり、自信に満ち溢れていました。
 今回の「男の身だしなみ教室」では、2年生男子がお洒落に気になりだしている生徒たちが身だしなみとお洒落の違いについても学ぶことができました。
 最後に、マンダム様に教えていただいた「身だしなみ」と「笑顔であいさつすること」が3年生からの就職活動を前にしてすごく良い機会になりました。ありがとうございました。 


 

2017年1月6日

労働慣行/従業員満足(ES)と多様性の確保

多様な方々と正しく向き合うために必要なこと ユニバーサルマナー研修(3級・2級)を開催しました。

 2016年12月6日(火)、一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会さま、株式会社ミライロさまにご協力いただき、ユニバーサルマナー研修(3級・2級)を開催しました。

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 ユニバーサルマナーとは、「自分とは違う誰かの目線で考え、適切な理解のもと、行動する『こころづかい』の一つであり、多様な方々に向き合うためのマインドとアクション」のことです。
 前回2016年4月27日(水)に取締役専務執行役員の北村を含めた社員36名がユニバーサルマナー3級の研修を受講しました。研修後のアンケートで、「より多くの社員にユニバーサルマナーについて学んで欲しい」、「実践的なサポート方法とより詳しい知識を学ぶ2級研修を受講したい」との声が多かったこともあり、今回、以下を主な目的として、ユニバーサルマナー研修(3級・2級)を開催いたしました。

 

~CSR(企業の社会的責任)の側面での主な目的~

【1】グローバル企業にふさわしい企業文化の醸成を目的とした国連グローバル・コンパクトの10原則の推進と実現
 原則1 : 国際的に宣言されている人権の保護を支持、尊重すべきである。
 原則2 : 自らが人権侵害に加担しないよう確保すべきである。
 原則6 : 雇用と職業における差別の撤廃を支持すべきである。
【2】持続可能な発展と企業価値の向上を目的としたマンダムグループCSR重要課題の推進
 課題No.03 : 人権啓発への継続投資
 課題No.05 : 従業員満足(ES)と多様性(ダイバーシティ)の確保
 課題No.13 : 新しい社会のパラダイムの感知と貢献
【3】関連する法規制への対応と多様な人財の確保を持続可能にするマインドの醸成とスキルの育成

 

 当日午前中に開催したユニバーサルマナー3級の研修では、講師の岸田ひろ実さまより、障がい者や高齢者など多様な方々との基本的な向き合い方やお声掛けの方法を学びました。今回は、より多くの社員にユニバーサルマナーを理解してもらうため、事前に本社勤務の全社員を対象とした希望調査を行い、当日は52名の社員が参加しました。
 参加者一同、75分の講義と45分のグループワークを通じて、いままで知らなかったことや誤解していたことなど、自分とは違う多様な方々と正しく向き合うために必要な基本的な知識や考え方、対応する際に配慮すべきマナーなど、数多くの内容を学ぶことができました。

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 また、午後に開催したユニバーサルマナー2級の研修には、前回(2016年4月)、3級研修を受講したメンバーを中心とした27名の社員が、より実践的なユニバーサルマナーの内容や技術について学びました。

 前半の講義(70分)では、自らも視覚に障害のある講師の原口淳さまより、「障害者・高齢者の基礎的理解」をテーマに、さまざまな環境に対する障害の種類や現状、それぞれの障害に対する配慮やサポートの基本的な考え方などについて学びました。
 環境に対する障害は、時と場合によってそれぞれ異なります。また、障害の感じかたやサポートの方法も人によってそれぞれ異なります。重要なことは、マニュアル化された画一的な対応や自分の思い込みによる方法のみでサポートを行うのではなく、先ずは「お声掛け」し、いま困っていることや望んでいることを引き出し、相手に選択肢を多く与えることで、相手から適切なサポート方法を教えていただくことが対応の基本であるということを、参加者一同、具体的な事例を参考にしながら確認しました。
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 また、後半の実技(150分)では、障害別のサポートの仕方や注意点などについて、以下のような、より具体的かつ実践的な内容を学びました。

  • 体験キット着用による高齢者への対応方法の習得
  • 車いす利用者へのサポート方法の習得
  • 視覚障がい者の誘導方法と不安を与えないコミュニケーション方法の習得
  • 聴覚言語障がい者とのコミュニケーション方法の習得 ...など

 

 2級研修後のアンケートでは、実際に障害を感じる不安な状況を体験して初めて知ったことやこれまで勘違いしていたサポート方法やその危険性などについて、数多くの声が寄せられました。また、視覚障がい者とのコミュニケーション方法については、視覚障がい者の方々に対してのみでなく、わたしたちの普段のコミュニケーションでも役立つ基本的な技術も習得できたとの声もあり、大変参考になりました。

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 多様性(ダイバーシティ)について考える上で、障がい者や高齢者、外国人、LGBTなど多様な方々への対応やサポートを通じて、学ぶこと、教えていただくことは、とても有意義だと思います。
 ユニバーサルマナー3級のグループワークでは、最初に「人と違う点」について、できるだけ多くのことをメンバーでメモに列挙しました。「人と違う点」は、身体的な特徴もあれば、性格的な特徴や考え方、価値観、経験、得意なこと、不得意なことの違いなど多々あります。こうした「違い」を受け入れ、それぞれを貴重な「人財」として尊重しながら同じ職場でともに活躍することは、組織を、画一的でも属人的でもない、持続可能でレジリエント(しなやかに強い)な集団に醸成させるものと考えています。今回、参加した社員は、企業として多様性(ダイバーシティ)を推進する意義と価値を体感できたのではないかと思います。

 

 最後に、今回の研修にご協力いただきました、一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会さま、株式会社ミライロさまに深く御礼申し上げます。ありがとうございました。