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コミュニティ参画・発展 教育支援の取り組み2018.09.07

支援学校・支援施設にて「身だしなみ教室」を開催しました。

 マンダムでは、知的障がいを持つ方の自立支援の一環として、就労するにあたり社会で必要とされる“身だしなみ”を身につけていただくことを目的に、「身だしなみ教室」を実施しています。
 2018年7月度には、下記の支援学校・支援施設で開催しました。

  • 7月13日(金) スクールきると伊丹校 (参加者:22名)
  • 7月20日(金) 大阪府立守口支援学校 (参加者:18名)

 スクールきると伊丹校さまの受講生22名の方々は、専用プログラムで自立を目指している半年~1年半後に卒業を控えた皆さまです。また、大阪府立守口支援学校さまの受講生18名の方々は、早期から多業種への企業実習を積極的に行い、就労に対する体験学習を重ねている皆さまです。

 開催にあたってそれぞれのご担当者さまと事前打ち合わせを行ない、今回より通常プログラムの化粧品実体験を通じた身だしなみ(マナー)に加え、企業実習先で必要となるケースが多い制服着用時の身だしなみ(ルール)について、マンダム福崎工場での制服着用規則を例題とし講義内容に組み込み実施しました。
 企業実習を控えた生徒さんも多く、制服着用の際のルールと、そのルールはなぜ決められたのかの背景や目的をお伝えすることで、真剣な眼差しで受講してくださったことが大変印象に残っています。

 開催にあたりご協力いただきましたスクールきると伊丹校の皆さま、大阪府立守口支援学校の皆さま、ありがとうございました。

 後日、スクールきると伊丹校様の生徒の皆さまより御礼と感想をいただきましたので、一部、ご紹介させていただきます。


[コメント] スクールきると伊丹校 横田仁美さま

 このたびは、スクールきると伊丹校の3・4回生を対象に「身だしなみ教室」を開催していただき、ありがとうございました。
 3・4回生は就職を目指し、日頃から身だしなみチェックをしたり、スーツの着こなしを学んだりしています。化粧品メーカーの方に直接お話を聞くことで、よりいっそう身だしなみの大切さを実感できたと思います。
 プログラムで最も印象的だったのは洗顔体験です。ポイントは、手をきれいに洗い、フォームをしっかり泡立てること、そして、ふんわりクリーム状になった泡を顔にのせ、洗い流してみると…、すっきり、つるりとした顔になり、顔色もぱっと明るくなりました。
 その後、保湿、寝ぐせ直し、ボディーシートを使って汗の拭き取りと、身だしなみの基本を実践しました。
 普段はなかなか気付かないところもあり、「こんなところを見られている」ということを知るとても良い機会になりました。今回学んだことを、今後の就職活動に生かしていきたいと思います。ありがとうございました。

~生徒の皆さまからいただいたコメント~


[コメント] 大阪府立守口支援学校 坂上裕亮さま

本校では初めて「身だしなみ教室」を開催させていただきました。
 外部講師を招いての講義ということで、普段味わうことのできないピリッとした空気の中スタートしました。講義の中では絵や図を多く使われており、視覚的にも分かりやすい内容となっていました。初めて参加させていただき、生徒にとってとても良かったと感じた点をご紹介させていただきます。

  • 「身だしなみ」と「おしゃれの」違いについて
     【周りの人や他者からどのように見られるか】が大きなポイントでした。
  • 身だしなみチェックシートを用いてのセルフチェックについて
     髪、顔、身体、服、靴の部分に細かくわけ、実習に臨むにあたり必要な身だしなみを丁寧に一つずつ確認することができました。
  • 商品を使っての実践について(使用商品:洗顔、スキンケア、寝ぐせなおし、ボディペーパー)
     初めて洗顔フォームを使って洗顔する生徒も多く、泡立てるポイント等指導していただきました。
     洗顔後は「サッパリした」や「気持ちよかった」といった声も聞かれました。このような身だしなみを継続して取り組むことが困難な生徒もいますが、今回の実践を通じて「家でも洗顔続けよう」と生徒が言ったことが特に嬉しかったです。

 学校では取り組むことができないことを今回の講義で学ぶことができました。これから実習に参加する生徒も多く、身だしなみをととのえていく必要がある生徒にとって大変貴重な体験をすることができたと感じております。
 関係各所の皆様、本当にありがとうございました。

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