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コミュニティ参画・発展 教育支援の取り組み2021.03.24

支援学校高等部において、「身だしなみ教室」をリモートにて開催しました。

 マンダムでは、知的障がいのある方の自立支援の一環として、社会で必要とされる“身だしなみ”を身につけていただくことを目的に、「身だしなみ教室」を実施しています。

 

 新型コロナウイルス感染症により学校や施設への訪問が難しくなったため、今回初めてリモートでの「身だしなみ教室」を開催しました。

  • 2月19日(金)大阪府立吹田支援学校 高等部(参加者:24名)

 リモートを活用しての「身だしなみ教室」はお互い初めての試みだったため、事前の打ち合わせを入念に行いました。密を避けるため教室を2つに分けて受講することや、生徒の皆さんに画面の前で集中して聞いてもらえるためのポイント、講義用スライドの投影方法や試用体験について確認の上、講義内容を決定しました。

 教室でTVモニターに講義スライドを投影していただき、「身だしなみ」と「おしゃれ」の違いについての説明や、「身だしなみチェックシート」を使い○×をつけながら、自分自身で気をつける、気がつくことの大切さを理解していただきました。

 実際に化粧品を使った体験コーナーでは、洗顔フォームを泡立てた正しい洗顔や、洗顔後の保湿方法の説明を動画を使って行いました。体験中は先生が画面をタブレット端末に切り替えて生徒の皆さんの近くを巡回していただき、こちらからモニターを通して声を掛けたり、生徒の方から「さっぱりしました!」や「気持ちい~」という声が届いたりコミュニケーションも取ることができました。髪の毛の寝ぐせ直し、ボディペーパーを使った身体のにおい・ベタつきの拭き取り方などケア方法を学び、全員で身だしなみを整えていただきました。

 リモートという制限された環境での実施でしたが、画面を通して、生徒の皆さまがしっかり聞いてくださり、楽しんで受講してくれている様子がわかりました。
 「身だしなみ教室」は、自立度を高める支援として、化粧品の使用実体験を交えながら講義を行っています。これからも、就労支援へのお役立ちと、化粧品を使い自身の変化への喜びに少しでもお役立ちできればと考えています。開催にあたりご協力いただきました吹田支援学校関係者の皆さま、本当にありがとうございました。
 後日、生徒の皆さまより、授業後の感想をいただきましたので、その一部を紹介させていただきます。


【コメント】大阪府立吹田支援学校 小﨑 郁也さま

 今年度はコロナ禍により対面での「身だしなみ教室」を開催することができませんでしたが、その代わりに「Zoom」を活用したオンラインでの「身だしなみ教室」を開催していただきました。初めての試みということで、打ち合わせの時から「Zoom」を使用し、詳細な部分を丁寧に詰めていただきました。
 当日の生徒の様子は、まず「Zoom」が接続された時に「おー!」と驚きの声が聞かれました。「身だしなみチェックシート」を使用し、自分の身だしなみが整っているのかどうか卓上鏡を見ながら確認しました。
 洗顔体験では、生徒の代表者が洗顔している様子をマンダム様に「Zoom」を通して見ていただき、正しい洗顔の方法を知ることができました。
 洗顔フォームや寝ぐせ直しウォーター、汗拭きシート、スキンウォーターの商品をいただき、生徒はとても喜んでいました。身だしなみ教室が終わった後、自宅で実際に使用し、身だしなみを整える生徒もいました。
 もうすぐ社会人となる高等部3年生にとって、「身だしなみ教室」で学んだことは、今後の生活にきっと活きてくるのではないかと思います。
 初めての取り組みにも関わらず、とても丁寧に対応していただき、そして素晴らしい「身だしなみ教室」を開催していただき、誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

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